高校野球 県内の高校が強豪・大阪桐蔭に挑む 注目は阿南光とのセンバツベスト8対決「高校野球招待試合 in 阿南」【徳島】
JRT四国放送
6月8日・9日、高校野球の強豪、大阪桐蔭を徳島県阿南市に招き、JAアグリあなんスタジアムで県内の高校との招待試合がおこなわれました。 中でも、注目を集めたのが、阿南市の阿南光とのセンバツベスト8同士となった一戦。 試合は大接戦となりました。 (近藤善允記者) 「高校野球界のトップを走る大阪桐蔭が、阿南市にやってきました。対するはセンバツベスト8の阿南光、一体どんな試合をみせてくれるのでしょうか」 阿南光の先発はエースの吉岡暖。 センバツでは2試合を完投し、阿南光を初のベスト8に導きました。 大阪桐蔭打線は、センバツとほぼ同じメンバーです。 そして、吉岡の初球。 (阿南光高校 吉岡暖投手) 「初球、フェンス直撃打たれてびっくりした。やっぱりすごい」 スリーベースヒットでいきなりのピンチ。 続くバッターにもヒットを打たれ、初回に1点を失います。 対する大阪桐蔭の先発はエースナンバーの平嶋。 3回、阿南光はヒットで出たランナーを3塁まで進めます。 ここでバッターは3番の福田。 レフトの頭上を越えるタイムリースリーベース。 阿南光が同点に追いつきます。 しかし4回、大阪桐蔭は3番の德丸。 打球はライトスタンド場外へ。 再び勝ち越しを許します。 阿南光はその裏、5番の吉岡がツーベースヒット。 その後、3塁まで進みます。 続く6番の戸田の犠牲フライで、再び同点に追いつきます。 さらに阿南光は、5回に連打でワンアウト3塁1塁。 このチャンスに、バッターは再び3番の福田。 今度は1・2塁間を破るタイムリーで、阿南光が3対2とついに逆転します。 (阿南光高校 吉岡暖投手) 「変化球でカウント取れるようになったので、良かった」 このあと吉岡は尻上がりに調子を上げ、終わってみれば大阪桐蔭打線から9つの三振を奪う好投。 結局、阿南光がこのまま逃げ切り、3対2で強豪の大阪桐蔭に競り勝ちました。 (阿南光高校 吉岡暖投手) 「自信にはなったが慢心せず、これからも甲子園に向けがんばっていきたい。(Q.また大阪桐蔭と甲子園でもう一度戦いたい)それは避けたいです」 ※なお、天候の影響もあり試合日時は予定から変更がありました。 6月9日(日)の徳島北戦は、降雨のため3回終了時点で試合を打ち切っています。