ヤクルト・奥村国際グループ担当部長、新助っ人のマイク・バウマンに期待「うちが探しているタイプの投手を取れた」 最速159キロの剛腕
ヤクルトは11日、来季の新外国人選手として、前米大リーグ、マーリンズのマイク・バウマン投手(29)を獲得したと発表した。1年契約で、年俸は100万ドル(約1億5200万円)。背番号は「58」に決まった。 奥村政之国際グループ担当部長が神宮球場で取材に応じ、「今季は(チームが)最下位に近い5位ということで、何とか巻き返しを図る一歩として、先頭でバウマンの発表となりました」と説明。「昔は先発をやっていましたけど、近年は中継ぎ。うちでは特に後ろの方ですよね。(今季、抑えとして)頑張ってくれた小沢や田口がいますけど、彼もたぶん、そこに割って入ってチャレンジする感じになると思う」と明かした。 リーグ5位に沈んだ今季はリーグワーストのチーム防御率3・64。投手陣の再建は急務となっていた。リリーフも補強ポイントの一つで、奥村氏は「今年、1度もマイナーに落ちたことがなく、期待値も高い。(29歳の)年齢もこれから脂の乗るいいとき」と期待を込めた。 最大の特徴は193センチの体格から投げ下ろす最速159キロの直球だ。奥村氏は「力で押していけるようなピッチャーを探していた」とし、「剛腕系はどこかいつもけがをしながらプレーしているというか、それが宿命かもしれないけれど、彼は全くそういうのがない。全然けがをしていない。健康体。一番いいときにうちが探しているタイプのピッチャーを取れた」とうなずいた。 今季はマーリンズ在籍時のドジャース戦で大谷翔平投手(30)に50号2ランを許した。史上初の「50―50」(50本塁打、50盗塁)を達成されたことで話題を呼んだが、奥村氏は「それは大谷くんだから打てたと僕は思っています」と話した。 今後の助っ人の補強については「先発を獲ります」と明かした。