高梨「被災地に元気与えたい」 ジャンプW杯、予選は順延
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は12日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場で個人第9戦(ヒルサイズ=HS137メートル)の公式練習が行われ、高梨沙羅(クラレ)は1回目に131.5メートルの大飛躍を決めた。今季は表彰台がまだないが、能登半島地震に触れ「見てくれる人に元気を与えられるパフォーマンスを目指していきたい」と語った。 12日に予定されていた予選は、一部の海外選手の用具が届かなかったため、13日の本戦前に実施されることになった。 高梨の2回目は117メートル、3回目は119.5メートルだった。伊藤有希(土屋ホーム)は低いスタート位置から出て121メートルだった1回目と、130メートルだった2回目でトップの得点をマークし「1本ずつ着実に調整できた」と手応えを口にした。