新型BMW R1300GS Adventure日本上陸!30Lタンク装備の長距離仕様GS、9月7日より注文受付けを開始
注目の最新クラッチレス機構「ASA」搭載仕様もラインナップ
そして1300GSアドベンチャーの特筆すべき機構が、前段でも紹介したオプション装備のクラッチレス機構「ASA」。クラッチ操作とギヤ・シフトの自動化により、発進、変速時の操作を軽減したものだが、このASAにはクラッチレバーは装備されず、変速は足でのアップ・ダウン操作のみで完了し、停止時には自動でシフトダウンし1速まで戻る。 先に発表されたヤマハのMT-09Y-AMTと同様に、クラッチとシフト用のアクチュエータを装備し、それぞれ自動制御するものの、ヤマハが指操作のみとしたのに対し、BMWは足操作のみとしたのが興味深い。また、同車には足操作で変速する”M”シフトモードのほか、変速も自動化した“D”シフトモードも採用(ヤマハY-AMTもDモードを採用)。また同モードでは、ダイナミックモードなどでパワフルなライディングを楽しむことも可能としている。 (写真説明) ■ASA内蔵のエンジン透視図(進行方向は右下)。図右上のシフトペダルからリンクを介してつながる図左下の円筒型パーツがシフトアクチュエーターと思われる。ここからギヤを経由してシフトドラムへつながる。一方クラッチアクチュエーターは、シフト用より左上にある円筒型の部分。長いロッドを介してエンジン前方のクラッチとつながっている。 ■クラッチレス機構を装備したツーリングASAの左スイッチボックス。基本のスイッチレイアウトは変わらないが、一番右にあるD/Mのボタンが特徴。Mシフトモードは、クラッチレスだが足でのマニュアル変速、Dシフトモードは完全な自動変速。またハンドル左側にクラッチレバーは装備されない。 ■Mシフトモード時の表示(上写真)。その時点で入っているギヤ段数の数字が大きく、その右にマニュアルモードのMが小さく表示される。一方Dシフトモードの表示(下写真)は、D(ドライブモード=自動変速)が大きく、その時点で入っているギヤ段数が小さく表示される。