最強女子・遠藤エミが初の地元特別戦制覇を目指す/ボートレースびわこ・秩父宮妃記念杯事前情報
展望
ボートレースびわこでは伝統のタイトルGⅡ「第68回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」は10月15日に幕を開ける。多彩なメンバーが集結したが、V候補の筆頭は遠藤エミだ。地元では初となる特別戦制覇を目指し"最強女子"が実力を発揮する。 【写真あり】出場予選選手の一覧はこちら 当タイトルに加えて、当地はGI戦でもV歴を誇るのが湯川浩司。同じく当地GI覇者の片岡雅裕や笠原亮、さらに中島孝平、井口佳典、土屋智則、深谷知博、吉田拡郎、長田頼宗もSGホルダーの手腕を駆使してV争いへ加わる。9月に地元で12年ぶりのGI制覇を遂げた深井利寿も再び湖面を盛り上げそう。現在はA2級ながら、今垣光太郎は当大会の歴代覇者で、当地GIもV2。将来の地元エースと称される澤田尚也、石本裕武らヤング勢の奮戦も楽しみだ。
水面・モーター
当地の水位は4～5月がピークで、秋から冬にかけては海水場で例えるなら干潮の時期。北東の追い風なら特有のうねりが発生するが、ピーク時に比べると影響は小さい。ただ当地はかつてインが弱いとして知られていたが、最近1年間のイン1着率は53.9％。かつてのようなセンター、アウトの攻めは決まりづらく、水面の状況にかかわらずインを軸にした舟券が基本になるだろう。 現行モーターは4月のGW戦が初おろし。断然のエース機は存在せず、上位機がエース級グループを形成している。例年よりも中間整備で急上昇したモーターが多く、エース級グループの多数を占める状況だ。
今節のキモ
先に触れたように、中間整備でエース級に変貌したモーターの代表格は深井が9月のGI戦でVを飾った59号機や、37、33、51号機。中でも59号機は深井が使用した段階の2連対率はわずか20.7%で、33号機や51号機も20～30％台と出走表の数字だけでは判別が不可能だ。例年のように日本一難解なパワー相場と化しているだけに、スポーツ紙等で情報はチェックしておきたいところ。 選手に関しては澤田と石本に注目したい。Fの影響で現在はA2級の澤田だが、今期勝率は過去最高ペースの7点台と好調。"浪速の新怪物"と呼ばれる石本も、水神祭を挙げた水面で一気にブレイクする場面は十分ありそうだ。
マクール
