「ゴールの匂いは毎試合している」開幕6戦3発! エースの風格が漂う堂安律が感じる変化とチャンス「3年目なのに…」
いざ「一番タフと言われる相手との2試合」へ
フライブルク加入3年目を迎えた日本代表の10番が絶好調だ。 現地時間10月5日に開催されたブンデスリーガ第6節で、フライブルクはブレーメンと敵地で対戦。1-0で接戦を制した。 【動画】魅惑の左足が炸裂!堂安律がブレーメン戦で決勝弾! 値千金の決勝点を叩き込んだのは、4-2-3-1の右サイドハーフで先発した堂安律だ。終盤に突入した75分、右サイドでボールを持つと、ドリブルで中に切り込んで自慢の左足でシュート。鮮やかにネットを揺らし、開幕6試合目にして3ゴール目を奪った。 「その前にちょっとパスを選択して後悔したところがあったので、今回ちょっと行ってやろうと思って、思いっきり行って良かったです」 試合後、『ABEMA』のインタビューでそう振り返った26歳のレフティは続けて、「今季から指揮を執るユリアン・シュスター監督と、クリスティアン・シュトライヒ前監督の間で変わった部分」について、次のように語った。 「攻撃のところでボールを持てるようになったのが大きいです。昨シーズンはボールを持たされている時に、ちょっと僕たちのアイデアがなくて、結局ロングボールになって失う場面が多かったので。自分たちでボールを保持してやっていくのは新監督になって意識していることですし、そこは大きく変化していることかなと」 エースの風格を漂わせつつある堂安。チームメイトからの信頼をより強く感じるなか、常にゴールを意識しているようだ。 「今シーズンが始まって、チームからの信頼を感じるなかで、ボックス内に入っていけばボールが来る印象があります。昨シーズンの最後ぐらいからはボールが来るようになって、ゴールの匂いは毎試合しているので、そこは意識しています。特に左のクロスからの中の入り方は意識するようになっていますね」 自身が得意とする右サイドからのカットインに関しては、「3年目なのに相手のディフェンダーがまだなかなか分かっていないのか、左をあんまり切ってこない」という。 「去年の方が切られていた感じがありました。立ち上がりのまだ5試合なのか6試合なのか、分析がなってないのか分からないですけど、あんまり切られていないので、チャンスだなと思って試合に臨んでいます」 今後は日本代表の一員として、北中米ワールドカップ最終予選のサウジアラビア戦とオーストラリア戦に臨む。「グループの中で一番タフと言われる相手との2試合。すでに頭は切り替えているので、しっかりリカバリーして代表モードで調整していきたい」と意気込む堂安に大いに期待したい。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部