5年ぶり「赤十字フェスタ」 子どもたちが医師や看護師の仕事体験
熊本赤十字病院(熊本市東区)で17日、「赤十字フェスタ」が開かれ、子どもたちが医師や看護師らの仕事を体験した。病院内での開催は、新型コロナウイルス禍前の2019年以来5年ぶり。 約30のブースがあり、臨床検査技師のコーナーでは、超音波エコーを体に当てて体内が映し出される検査を体験。看護師コーナーでは、新生児の人形を使った沐浴[もくよく]や自動体外式除細動器(AED)の使い方を学んだ。ドクターヘリや災害応援車両の見学もあった。 中高生対象の1日医師体験には、約60人が参加。手術台に置かれた豚の肝臓を電気メスで1センチ四方に切り取ったり、はさみに似た鉗子[かんし]と針で縫合の練習をしたりした。 腹腔[ふくくう]鏡手術の体験をした熊本高1年の男子生徒は「内視鏡を見やすい角度に保つなど、チームプレーが大事だと感じた」と話した。(丸山伸太郎)