【会見全編】女子バレー、元日本代表の栗原恵選手が引退会見「やりきった晴れやかな気持ち」
現役引退を発表したバレーボール女子元日本代表の栗原恵選手が10日、東京都内のホテルで記者会見を開いた。栗原選手は今の心境について「やりきった晴れやかな気持ち」と笑顔で語り、17年間の現役生活に終止符を打った。 【動画】女子バレー、元日本代表の栗原恵選手が引退会見
「引退を覚悟した上でのワンシーズンのチャレンジだった」
引退を決めた時期について問われた栗原選手は、「前所属の日立リヴァーレを退団した際にやり残したことはないかなという思いだった」と明かした。その上で、「自分の中では引退を覚悟した上でのワンシーズンのチャレンジだった。どこがタイミングかと言われると難しいんですけど、意志は固まっていました」と説明した。
原動力はファンの存在
栗原選手は17年間の現役生活で、2004年アテネ・08年北京と2度五輪に出場するなど、日の丸を背負って国際舞台で活躍してきた。その原動力については「ケガが多い選手ではあったが、たくさんの方に『もう少しコートに立つ姿を見たかった』と言ってもらえることが本当に励みになっていた。ファンの方や支えてくださる方に恵まれて、今こうしていられる。ファンの方の存在自体が自分の大きな原動力になっていた」と振り返った。
「バレー界やスポーツ界に恩返しできたら幸せ」
今後の道について問われると、「選手としてバレーボールをやることが大好きで、ここまでやってきて、それを終えてすぐ指導者になるというのは今時点では何とも言えない。皆さんに勉強させてもらいながら、バレー界やスポーツ界に恩返しできたら幸せ」と話した。