孤独のグルメに登場! 老若男女が集う『食事とお酒 カヤシマ』(吉祥寺)の名物「ワクワクセット」
●吉祥寺の有名店『食事とお酒 カヤシマ』。昔から通っている年配の方から今どきの若者までが並ぶ名物料理とは?
数え切れないほどのおいしいお店が集まる吉祥寺で、週末になれば必ずと言っていいほど行列ができる老舗の喫茶店が『食事とお酒 カヤシマ(以下、カヤシマ)』(店名に文字リンク→http-//kayashima.org/)。テレビドラマ「孤独のグルメ」でも紹介された有名店で、1975年創業の店舗は趣がある佇まいです。 老若男女が集う『食事とお酒 カヤシマ』(吉祥寺)の関連画像 筆者もここの名物であるナポリタンを求めて何度並んだことか。テレビ番組『孤独のグルメ』では喫茶店と紹介されたようですが、どちらかというと昔ながらの洋食屋のような雰囲気とメニューです。
天井には映画やコンサートの色褪せたポスターがびっしり。一見ごちゃっとして見えますが、テーブルや座席は古いながらも綺麗に手入れがされているのが分かります。この雰囲気で、若い人たちが次々に入店してくる光景はなんとも不思議。
『カヤシマ』は豊富な料理だけではなく、かなりの種類のお酒が揃っています。オーナー自らが厳選した焼酎と日本酒を出していて、入手困難な人気銘柄も置いているのだとか。常連らしきおじさま方は、昼間から静かにグラスを傾けていました。 混んでいる時は料理が運ばれてくるまで結構待ちますが、店内の張り紙や、みた事がない映画のポスターを眺めていれば、待ち時間もそんなに苦になりません。 そうこうしている間に、料理が運ばれてきたようです。
名物「わくわくセット」はナポリタンとハンバーグで決まり!
『カヤシマ』には、単品メニューと単品メニューを組み合わせる「ワクワクセット」というものがあります。単品料理に+100円で、小さめとはいえ料理がもう1品つくなんてすごくお得。 せっかくなので「孤独のグルメ」で井之頭五郎が食べていたナポリタンとハンバーグの組み合わせを真似してみました。 ナポリタンを頬張ると、一瞬で懐かしくて幸せな気持ちが胸いっぱいに広がります。
シンプルで甘めの味付けは、子どもの頃に母が作ってくれたナポリタンを思い出します。ハンバーグも家で出てくる飾り気のない、ちょっと硬めの、だけど箸が止まらない優しい味。ワクワクセットのはずが、久しぶりに母の手料理を食べたような気持ちになり、胸がじーんとしました。 この4月から新生活で実家を出た人、忙しくてなかなか里帰りできない人が食べたら、思わず目頭が熱くなってしまうような、とても幸せな味でした。