名古屋市の中学で起きた部活動中の事故後の対応受け調査委が初会合 全国の部活動中の事故は毎年20万件超
テレビ愛知
名古屋市の中学校で生徒が部活動中に頭を強く打った事故を受けて、名古屋市教育委員会は事故調査委員会の初会合を開きました。 2024年5月、名古屋市立滝ノ水中学校で男子生徒が部活動の練習試合中に、他の生徒と接触して頭を強く打つ事故がありました。事故後、教員が適切な対応を取らなかったため、名古屋市教育委員会は「事故調査委員会」を設置しました。 11月7日の初会合では、市内の中学校の教員や保護者などの委員に、事故の概要の説明などがありました。委員会では今後、事故の対応について話し合い、2024年度中に再発防止策をまとめる予定です。
中学校の部活動での事故で調査委員会が設置されたのは、事故後の対応の不手際があったためです。 事故当時、頭を打った男子生徒は気分の悪さを訴えていました。しかし、顧問の教員は救急車を呼びませんでした。教育委員会は生徒が頭を強く打った場合には、すぐに救急車を呼ぶように各学校に周知していましたが、この事故では守られませんでした。そのため調査委員会が設置されたということです。 このような部活動での事故は全国で多くの件数起きています。中学校と高校で起きた部活動中の事故件数は、軽傷や重傷事故の全てを含むと毎年少なくとも20万件以上の起きていて、後を絶ちません。
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