鶏舞躍動、伝統継承へ決意新た 十和田・沢田小創立150周年式典
十和田市立沢田小(伊藤鉄正校長)の創立150周年記念式典が26日、同校体育館で開かれた。全校児童44人と関係者約120人が出席し、伝統を受け継ぎ、新たな歴史を築いていく決意を新たにした。 同校は1874(明治7)年に創立。近くの東光寺で児童57人、教師2人で授業を行ったのが始まりとされ、これまでに5391人の卒業生を送り出した。 式典を前に、4~6年生の児童24人が祝舞として「沢田っ子鶏舞」を披露。子どもたちの元気な舞に、会場から大きな拍手が送られた。 式典では、伊藤校長が、校歌の歌詞を引用しながら「今は『奥入瀬川の一筋』なれども、将来、太平洋の大海原に出てからもたくましく生き活躍できるよう、その基礎となる教育に取り組んでいく」とあいさつ。第2部では、児童によるダンスや合奏、合唱の発表の後、「150年間の思い出がたくさん詰まった、この素晴らしい沢田小学校の伝統をこれからも大切に受け継いでいきます」と高らかに誓った。
デーリー東北新聞社