千賀滉大

◇２日（日本時間３日）　ナ・リーグ　ワイルドカードシリーズ第２戦　ブルワーズ５―３メッツ（ミルウォーキー） 　ナ・リーグ東地区３位のメッツ（第６シード）は敵地の第２戦で同中地区１位のブルワーズ（第３シード）に逆転負けし、シリーズを１勝１敗のタイに戻された。最終第３戦は、３日（同４日）に当地で開催される。 　メッツは中盤以降にここぞの一打が出なかった。８安打に加え、５四死球を選びながら計３得点のみ。得点圏に走者を置いてブルワーズは３打数無安打に対し、メッツは１１打数２安打。９残塁が響き、３回以降は得点圏で８打数ノーヒットに抑えられた。 　メッツの千賀滉大投手（３１）は、チームが勝ち抜ければ５日（同６日）から敵地フィラデルフィアで開幕するフィリーズとの地区シリーズ（５回戦制）で復帰を目指している。 　千賀は１日、ライブＢＰ（実戦形式の打撃練習）に登板した。２５球を投げ、メンドーサ監督は「彼自身が好感触で、球速もアップしたのはいい兆候だ」と前向きにコメント。「メッツが地区シリーズに行けば、千賀は選択肢になるのか？」との質問には「それは様子を見てみよう」と語った。 　復帰した場合はオープナーとして先発するか、ブルペンから起用される可能性が伝えられている。米メディアのＭＬＢトレードルーマーズは「ライブＢＰで結果が出たことによって、千賀は９月後半に復帰できる可能性が出てきた。だが、たとえ実現したとしても短いイニングに限定されるだろう」と報じた。