小さい作品、広がる世界 山形市のハンドメード作家ら、22日から初展示会
趣味でミニチュアの世界を表現している山形市内のハンドメード作家たちが「ちゃっこい会」を立ち上げ、初の作品展を22~24日、同市のトヨタカローラ山形大野目店ふれあいギャラリーで開く。手乗りサイズの作品を持ち寄り、でっかい展示をしてみたいと結成。「手作りの魅力を伝えたい」と意気込んでいる。 会員は、山形の食をアクセサリーで再現したり、羊毛のフェルトで動物を表現したり、鉛筆彫刻として芯の先にロダンの「考える人」などを造形したりと、小さい物が好きな6人。七日町でハンドメード雑貨店を営む桑原菜津美さん(40)らが呼びかけ、集まった。 これまで個別にマルシェやイベントに出展し、交流サイト(SNS)で情報発信するなどの活動を行ってきたが、作家同士の横のつながりはなかった。個展を開くにも、小さい作品ばかりなので会場のスペースを埋めづらく、多数の出品が必要ということもあり、「みんなで取り組んでみよう」と連携した。
作品展では個々の作品のほか、「山形のクリスマス」をテーマにした合同作品も披露。メダカなどのミニチュアをあしらったツリーを飾るほか、こたつに入っていたり、かまくらの中で過ごしたりしている動物たちを創作し、屋内と屋外の山形の冬を表現する。桑原さんは「活動を楽しんでいる作家たちの思いを感じ取ってほしい」と話す。展示は午前10時~午後4時(最終日は同3時半)。入場無料。