ASUS、期待の「ROG Ally X」「TUF Gaming」を始めとする各ブランド新モデルを続々発表!【特集】
台湾を拠点とする、ゲーマーにとってもお馴染みなメーカーであるASUS。そんな同社が手掛けるブランドから複数の発表が、台北国際コンピュータ見本市「Computex 2024 Taipei」にて行われました。本稿では、それに先だってメディア向けに行われたオンラインブリーフィングの中でも、特にゲーマーが気になる「ROG」シリーズおよび「TUF Gaming」シリーズに焦点をあてて紹介してまいります。 【画像全10枚】 今回発表されたブランド製品 「ROG Ally X」 「ROG Zephyrus G16 GA605」 「TUF Gaming A16 FA608」 「TUF Gaming A14 FA401」 ROG Ally X 日本では2024年の夏以降に取り扱い開始予定。現行モデルに対するアップデートという位置づけである本機は、プロセッサーとディスプレイは現行モデル「ROG Ally」から引き継ぎつつ、同時に多くの要望を受け取り入れた結果、重量が11.5%(およそ70g)増したものの、バッテリー容量およびストレージ容量は2倍に、またメモリ容量は1.5倍になるなど、様々な改良が施されています。 本体自体の設計も「より手に馴染む」ことを目指して、人間工学に基づき、いくつかの改良が加えられています。まずジョイスティックの寿命については、これまでの200万回使用可能というものから、500万回へと耐久性が大きく上昇。 本体前面におけるスティックの配置もわずかに改良され、より操作がしやすくなりました。再設計が行われたDパッドは、入力精度がより向上し、特に格闘ゲーム等における「回転」するような操作も正確に行えるようになりました。 そして排熱まわりについては冷却性能が向上。冷却ファンのサイズが従来より23%小さくなり、ファンのブレードは50%薄くなりつつも、全体で10%以上枚数が増えました。また吸気と排気まわりもデザインが見直され、エアフローの効率は従来と比べて24%以上上昇し、熱を受けるタッチスクリーンまわりの温度は従来より6度下がりました。 I/Oポートについては、Type - C USB 4とType - C USB 3.2 Genの2つが搭載されています。また充電器については、「ROG 140W USB - C Gan CHARGER」により、3つのType Cと1つのType Aという4つのUSB端子で、スマホ等との同時充電に対応しています。 ディスプレイ:7インチ、フルHD、リフレッシュレート120Hz、輝度500nits プロセッサ:AMD Ryzen Z1 Extreme メモリ:24GB LPDDR5X 7500mhz ストレージ:M.2 2280 SSD 1TB(PCI Express 4.0 x4) I/Oポート:Type - C USB 4、Type - C USB 3.2 Gen、3.5mm オーディオジャック、UHS-II microSDカードスロット 重量:678g ROG Zephyrus G16 GA605(エクリプスグレー/ プラチナホワイト) CNC加工によって削り出されたアルミニウムのボディは、最薄部14.9 mmの厚みと1.85 kgの重量を持ちます。OLEDディスプレイはDisplayHDRに対応し、16:10のアスペクト比、2.5Kの解像度、そして240Hzのリフレッシュレート性能です。 排熱まわりの設計については冷却および静音性能向上が図られ、従来のヒートパイプだけでなくキーボード面からの吸気、第2世代空冷ファンなどが導入。また最大105WのTDPを発揮します。他にはCopilotキーの実装、SD Express 7.0(読み込み速度 800 MB/s、書き込み速度 700 MB/s)およびWiFi 7(2.88 Gbps、160MHz)に対応しています。 リリースより追加情報の引用 「ROG Zephyrus G16 GA605」はAMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサーを搭載し、最大NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載した、ハイパフォーマンスゲーミングノートPCです。CPUは31TOPS、NPUは50TOPSを実現し、GPUは最大321TOPSを実現しています。ROGインテリジェントクーリングシステムにより底面側で吸気と排気を完結させ、効率よく冷却します。Wi-Fi 7にも対応し、圧倒的なパフォーマンスと通信速度も実現しました。8月以降発売予定です。 TUF Gaming A16 FA608(イェーガーグレー) スリムになったベゼル、新しくなったWebカメラ、最新のCPU(45 TOPS NPUの性能)、さらに設計を見直されたフルワイドヒートシンクによる冷却性能の向上、キーボードおよびタッチパッドの改良、そして十分なバッテリー容量などが主な魅力です。 新色「イェーガーグレイ(JAEGER GRAY)」というスタイルで本体設計を新しくしつつ、MIL規格(MIL-STD-810H)に適合した耐久性も保っています。I/Oポートは全部で7箇所あり、Type - C USB 4を始めとする各規格に対応。これに加えて電源ジャックが別に用意されているため、充電のために使用可能ポートを潰すようなことはありません。 TUF Gaming A14 FA401(イェーガーグレー) 持ち運びしやすいようさらに小型化、軽量化を目指した製品で、最薄部16.9 mmの厚みと1.46 kgの重量が特徴です。またベゼルがスリム設計になり、Windows Helloにも対応したFHDのIR Webカメラを搭載。さらにMIL規格(MIL-STD-810H)に適合した耐久性を有しています。 全体的にコンパクトにまとまりながらも、キーボード上部にホットキーが導入され、グラスタッチパッドも採用。I/Oポートは電源ジャックを除き全部で7箇所あり、Type C - USB 4を始めとする各規格に対応。microSDカードリーダーも搭載されています。性能については、ターボモード時に最大100WのTDP、WiFi 6Eに対応し、バッテリー駆動は73Whrです。 リリースより追加情報の引用 「TUF Gaming A16 FA608」および「TUF Gaming A14 FA401」はAMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサーと、最大NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載したゲーミングノートPCです。新しい筐体デザインはよりスタイリッシュになり、シーンを選ばずに使用できます。WiFi 6Eにも対応し、圧倒的なパフォーマンスと通信速度を実現しています。8月以降発売予定です。 いずれも2024年夏以降の取り扱い開始を予定しているとのこと。現時点においては、ショップには現行機が並んでいますが、引き続き詳細を要チェックです。
Game*Spark 麦秋
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