力合わせ安全安心な地域に 社会を明るくする運動 北大島保護司会
鹿児島県の奄美大島と喜界島を管轄区域とする北大島保護区保護司会(松田秀樹会長)は12日、第74回「社会を明るくする運動」をスタートさせた。13日まで奄美大島内の市町村役場や金融機関、警察署など14カ所を訪問。「すべての国民がそれぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築いていこう」と呼び掛ける総理大臣メッセージなどを届ける。 北大島保護司会は初日、9施設の代表に松田会長が総理大臣メッセージ、施設所在地の支部長が知事メッセージを伝達した。 奄美市笠利総合支所でメッセージを受け取った國分正大事務所長は「罪を犯してしまった人が立ち直って新たなスタートを切ろうとした時、皆さんを中心としながら地域が一丸となって温かく迎え、あしたへ向かって頑張っていける社会を作っていくことが大事だと思っている」と語った。 13日は奄美大島内の5カ所を訪問する。喜界町でのメッセージ伝達は7月3日、同町で初開催の社会を明るくする運動結成式で実施する。 社会を明るくする運動は1949年に新しい更生保護制度が始まったのを契機に、51年から啓発活動として全国に広がった。「更生保護の日」の7月1日からの1カ月は強調月間。