夢あふれる爽快感がクセになる!? 「岸釣り系海釣り」スタイル“ショアジギング”の始め方とは
●爽快&シンプルで釣れれば大きいぞ!
金属で作られたシンプルなルアー「メタルジグ」。メタルジグの釣りには船に乗って大海原で釣る「オフショアジギング」と、今回紹介する堤防や砂浜など岸から投げる「ショアジギ」こと「ショアジギング」があります。 【画像】どうやって釣る?「ジギング」の始め方を画像で見る(15枚) 岸から思いっきりジグを遠投する爽快感も魅力なショアジギングですが、対象魚は青物(あおもの)と呼ばれるブリやカンパチ、カツオをはじめ、サワラやタチウオ、根魚など、小魚を捕食するパワフルなフィッシュイーター全般が相手です。
ショアジギングは年々細分化が進み初心者を悩ませますが、ざっくり言うと使うジグの重さでカテゴライズされます。 そこで今回は初心者でも比較的気軽に始められる、「ライトショアジギング(LSJ)」「スーパーライトショアジギング(SLSJ)」「マイクロショアジギング」の3つのカテゴリについて、用意すべきタックル(道具)の目安を紹介します。
●50kg超えの大型魚を狙うロックショアジギングとは違います
お手軽なライト系ジギングを紹介する前に、ジギングの最高峰「ロックショアジギング」にも軽く触れておきます。 船で外洋に面した岩礁地帯に渡り、ときには100グラムを超えるジグでカンパチやヒラマサなどの大型の回遊魚と対峙するショアジギングのスタイルで、登山に例えるならば富士山のような存在。 技術・体力・費用という全ての面でハードルが高いため初心者向けではなく、「いつかは挑戦すべき」カテゴリといえます。
五島・対馬・壱岐・隠岐といった、ロックショアの聖地の名を聞いたことのある釣り人も少なくないはず。今回紹介する3つの気軽なショアジギングを、ロックショアの入口に選ぶ釣り人も多いのだそうです。
●手軽に壮大なスケールを味わえる「ライトショアジギング」
釣り初心者でも挑戦できるショアジギングのなかで、最も大物を狙うことができるのが「LSJ」こと「ライトショアジギング」。「ショアジギング」といえばこのカテゴリを指すことが多いです。
ジグの重さは30~40gがメインで、状況によっては60gまでを使い分けます。ロッドは強めのシーバスロッドでも代用できますが、遠投を1日中繰り返すなら専用がオススメ。 リールは4000~5000番台で、ラインはPEの1.5号に30ポンドのフロロのリーダーの組み合わせが基準。どのカテゴリもそうですが、迷ったら出かける釣り場に近いショップで相談するのが最適です。 防波堤がメインのフィールドですが、砂浜でも青物は狙えます。小型のブリのワカシやイナダ、ハタ類がターゲットで、時には80cmを超える大型回遊魚に出会えるチャンスもある、夢のあるスタイルのショアジギングなのです。