永瀬廉×坂東龍汰×前田拳太郎、映画『ふれる。』メインキャストに決定 主題歌はYOASOBI
オリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』のメインキャストが永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎の3人に、主題歌がYOASOBIの書き下ろし楽曲「モノトーン」に決定。あわせて本予告とキービジュアル、インタビュー映像が公開された。 【写真】『ふれる。』キービジュアル 本作は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』の青春三部作を手がけた、監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀によるオリジナル長編アニメーション映画。幼なじみの青年3人組は、それぞれの気持ちを口にしなくても心が繋がっていた――不思議な生き物の力で。3人と1匹の物語が、コミュニケーションが複雑化する現代で、人と人との本当のつながりを教える。 監督を務めるのは、『ハチミツとクローバーII』で監督デビューを果たし、『とある科学の超電磁砲』や『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』などを手がけた長井。脚本は、映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』や、脚本・監督を務めた『アリスとテレスのまぼろし工場』などの岡田が手がけた。『すずめの戸締まり』のキャラクターデザインや、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の作画監督を務めた田中が、キャラクターデザインを務める。 言葉でのコミュニケーションが苦手な少年・小野田秋を演じるのは、King & Princeのメンバーとして活動する一方、実写映画初主演作『うちの執事が言うことには』をはじめ、ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)などに出演する永瀬。『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』で声優初挑戦を果たした永瀬にとって、本作が2度目のアニメーション映画出演となる。 秋が不思議な力を持つ生き物“ふれる”と出会うことで、心がつながった幼なじみ・祖父江諒役には坂東が決定。『弱虫ペダル』では永瀬とも共演を果たしている坂東は、本作がアニメーション映画初出演・初主演となる。 同じく幼なじみの井ノ原優太役を演じるのは、『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で主演を務めた前田。元々アニメーションが大好きだという前田は、本作でアニメーション映画初出演にして初主演を果たし、永瀬・坂東共に初共演を果たした。なお、永瀬、坂東、前田の3人はオーディションでメインキャストに選ばれた。 そのほか、鴨沢樹里役に白石晴香、浅川奈南役に石見舞菜香、脇田役に皆川猿時、島田公平役に津田健次郎が名を連ねた。 また、本作の主題歌に決定したYOASOBIの書き下ろし楽曲「モノトーン」は、YOASOBIにとって初のアニメーション映画タイアップ楽曲に。YOASOBIの起用理由について長井監督は、「今や、SNS等を通じて誰もが誰とでも繋がれる。だからこそ誰に何を伝え、どんな想いを共有したいのかを選ぶことがひとりひとりに求められていると考えています。この作品を通して、その気持ちを込めて作っていて、音楽の面でもお客様にそれを伝えるには、どんな人に主題歌をお願いしたら良いのだろうか?とスタッフ一同で思案した結果、歌詞(言葉)に唯一無二の力を持ち、人の心に強く“ふれる”ことが出来る楽曲を創り出せるYOASOBIさんしかいないと思い、お願いしました」とコメントを寄せている。 楽曲についてYOASOBIは、「今回書き下ろしさせていただいた『モノトーン』という楽曲は、作品を通して感じた“人と人との関係性”と、自分自身が生きていく上で感じている孤独や誰かを想う気持ちと向き合いながら制作しました」と語っている。 あわせて公開された本予告は、島で暮らす幼い頃の秋、諒、優太の姿が映し出され、3人の前に島の伝承として愛くるしい姿が報じられていた不思議な生き物「ふれる」が襲い掛かる場面か始まる。そして舞台は変わり、成長し、島から上京した3人が東京・高田馬場で「ふれる」と共に共同生活を送っている様子が。映像の後半では、3人の関係性に亀裂が入っていく様子も。「ふれるのおかげで親友になれた」と言う秋に、優太は「本当の意味で自分たちは“親友”なのか?」と少し冷めたような声で疑問を投げかける。予告の随所では、「糸」が印象的に登場している。 また、永瀬、坂東、前田、長井監督による4ショットのインタビュー映像では、長井監督が3人の起用理由について明かす様子や、永瀬、坂東、前田の3人がそれぞれのキャラクターの魅力を語る様子が確認できる。 キービジュアルでは、一緒に住まう家の縁側で笑顔でくつろぐ3人+1匹の姿が描かれている。 なお、本作の公開日は10月4日に決定した。 コメント 永瀬廉(小野田秋役) 様々な方々がオーディションを受けられている中で、自分がチャンスをつかみ取れたこと、そして「秋」という役を演じさせていただけることがめちゃめちゃ嬉しかったです。と同時に、僕がこれからどう「秋」を演じていこうかな?というワクワクが同時にグッと上がってきました。『ふれる。』はコミュニケーションの大切さ、日常生活での人とのつながりを改めて考えさせられるような作品です。年齢、世代問わず今だからこそ見ていただきたい作品になっています。楽しみにしていてください。 坂東龍汰(祖父江諒役) オーディションを受けた際は、まさか自分に決まると思っていなかったので素直に嬉しかったです。 声の仕事は初めてで、楽しみな気持ちと「自分に務まるのかな?」という不安な気持ちもありました。 ストーリーが本当に面白くて、シナリオを読む手が止まらなくなるほど、一瞬で引き込まれました。 改めて人との繋がり方や関係について考えさせられるような物語。更に、この物語の世界をパワーアップしてお届けできたらと思っています。 前田拳太郎(井ノ原優太役) 昨年末に、2024年の目標として「アニメーションの声優をやりたい」というものを掲げました。 それが、年末に受けたオーディションで昨年中に夢が叶ってしまって、嬉しすぎて部屋で飛び跳ねました。 元々アニメーションが大好きなので、気合を入れてオーディションに参加しました。とても緊張していたのですが 自然に緊張が解れて良い状態で挑めたと思います。 アフレコ中も笑ったり、感動しながら皆で力を合わせて頑張った作品です。 YOASOBI(主題歌) この度、映画『ふれる。』の主題歌を担当させていただくことになりました。 今回書き下ろしさせていただいた「モノトーン」という楽曲は、作品を通して感じた“人と人との関係性”と、自分自身が生きていく上で感じている孤独や誰かを想う気持ちと向き合いながら制作しました。 世の中は日々発展していって、様々なツールでコミュニケーションが取りやすい環境だからこそ、それ故に感じる孤独と上手く向き合うことが大切だと感じているので、そういった想いも込めています。 映画と一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
リアルサウンド編集部