衆院選、静岡の序盤情勢 8区の自民、不記載逆風で募る危機感
27日投開票の衆院選で、静岡県内では8小選挙区に計29人が立候補している。県内の序盤情勢を探った。 【表でみる】夕刊フジが作成した「落選危機にある大物・著名候補21人のリスト」 8区は、派閥パーティー収入不記載事件を巡り、自民を離党した塩谷立元文部科学相が引退したことを受け、自民稲葉が立候補に踏み切った。逆風下での選挙戦を余儀なくされるのは間違いなく、陣営の危機感は募っている。立民源馬は前職の強みを生かし、支持基盤の引き締めを図るとともに、さらなる得票の上積みを目指す。 3区は、立民小山が先行するが、自民山本は、地元の掛川市で支持が厚く、他の地域で幅広い支持を獲得できるかが重要となる。女性問題を報じられて自民を離党、議員辞職した無所属宮沢との間で、保守票が分散しかねない懸念材料を抱える。小山は優位な戦いを展開できるか。 自民の1区上川、5区細野、7区城内は安定している。