永瀬廉「末永く愛してもらえる作品に」初主演声優映画作品をアピール<ふれる。>
永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎が声優として出演するオリジナル長編アニメーション映画「ふれる。」(10月4日[金]より全国公開)の完成披露試写会が9月16日、東京・TOHOシネマズ新宿にて行われた。本イベントには、物語の3人の主人公を演じた永瀬、坂東、前田のほか、長井龍雪監督、脚本・岡田麿里氏、キャラクターデザイン・田中将賀氏が登壇した。 【写真】マイクを持ち微笑む永瀬廉 ■不思議な生き物“ふれる”と暮らす青年3人の心に“ふれる”物語 本作は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2011年)、「心が叫びたがってるんだ。」(2015年)、「空の青さを知る人よ」(2019年)と“心揺さぶる”青春三部作を手掛けた監督・長井龍雪氏、脚本・岡田麿里氏、キャラクターデザイン・田中将賀氏によるオリジナル長編アニメーション映画。 物語の主人公であり幼なじみとして育ってきた20歳の青年たちを演じるのは、若手実力派俳優である永瀬(King & Prince)、坂東、前田。言葉でのコミュニケーションが苦手な青年・小野田秋役を永瀬、体育会系の兄貴分である祖父江諒役を坂東、デザイナー志望でコンプレックスが多めな井ノ原優太役を前田が務め、それぞれのキャラクターをまるで小さい頃からの親友のように演じ切る。 ほか、鴨沢樹里役に白石晴香、浅川奈南役を石見舞菜香、脇田役を皆川猿時、島田公平役に津田健次郎と、声優や俳優として活躍するキャストたちが脇を固め、主題歌であるYOASOBIの「モノトーン」がさらに本作を彩る。 ■永瀬「ライブのテンション感で言ってみました(笑)」 会見冒頭、永瀬が試写を見終えた観客に「映画、どうでしたか!」とマイクを向けると集まった観客からは拍手と歓声が起こった。「ライブのテンション感で言ってみたんですけど、しっかり答えてくださってありがとうございます」と笑顔を見せる。 続く坂東は、“こんばんは”を噛むハプニングも。そのまま挨拶を続行するも、永瀬から「“こんばんは”を噛んだことはなかったことになった?」とツッコミが入り、坂東も「ほぼなかったことになってる」と笑顔で答え、仲の良さを伺わせた。前田は「緊張でどきどきしていましたが、皆さんの顔を見たら、楽しんでいただけたのかなと安心しました」とほっとした表情を見せ、永瀬、坂東も前田の言葉にしっかり頷き、完成披露を迎えた感動と安堵感が垣間見れた。 ■監督、脚本家からの大絶賛に永瀬、坂東、前田が照れる一幕も 脚本を担当した岡田氏が「このキャラとこの声が合うと、こんなに人としてそこに“立つ”んだなと感じて。びっくりするくらいに生きているキャラクターにしていただいてありがとうございます」と3人への思いを明かすと、永瀬は「うれしい、照れるよなぁ…」と坂東と前田と共に照れたような様子を見せながらもうれしそうな笑顔を見せた。 またオーディションで選ばれたという3人は、合格を聞いた時の気持ちを告白。永瀬は「合格を聞いた時はめちゃくちゃうれしくて。表参道を歩いてたんですけど、電話を受けて“まじ!?”って、うろうろしちゃって。歩行者の方に注目を浴びていたかもしれないです(笑)」と当時の状況を舞台上をうろうろし、実演を交えながら告白。坂東らが永瀬の話を聞きながら楽しそうに笑う一幕となった。 坂東は、「オーディション日が帰省の日とかぶっていて。チケットをキャンセルして受けたので、落ちるわけにはいきませんでした(笑)」と話し、前田は「合格を聞き、叫びました!」と夢かと思うくらいにうれしかったと熱い思いを明かした。 最後に永瀬は、「皆さんの心に“ふれる”、心を震わせるような感動作になっています。皆さんの大切な人と見ていただき、「ふれる。」という作品を末永く愛していただけたらうれしいです」と呼びかけ、締めくくった。 ■「ふれる。」あらすじ 同じ島で育った幼なじみ、秋(永瀬)と諒(坂東)と優太(前田)。東京・高田馬場のシェアハウスで共同生活を始めた3人は、20歳になった現在でも親友同士だ。BARでのバイト、不動産会社の営業、服飾デザイナーの専門学校生と生活はバラバラだが、いつも心はつながっていた。それは島から連れてきた不思議な生き物“ふれる”が持つ、テレパシーにも似た謎の力で趣味も性格も違う彼らを結び付けていたからだ。 お互いに触れ合えば口にしなくてもそれぞれの心の声が流れ込んでくる。それは誰にも知られていない3人だけの秘密。しかし、ある事件がきっかけとなり、秋、諒、優太は、“ふれる”の力を通じて伝えていたはずの心の声が聞こえないことに気付く。 “ふれる”に隠されたもう一つの力が徐々に明らかになるにつれ、3人の友情は大きく揺れ動いていく。