今季に“暗雲”…ケガで開幕絶望となりそうな主戦格(6)故障ばかりのエース格に
プロ野球では球春到来を迎え、2024年シーズン開幕に向けて調整が進んでいる。しかし、春季キャンプや練習試合での故障など、アクシデントも多数発生。すでに今季の開幕一軍が絶望的となってしまった選手も少なくない。ここでは、故障離脱を強いられた主戦格の選手を紹介したい。
奥川恭伸(東京ヤクルトスワローズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:184cm/82kg ・生年月日:2001年4月16日 ・経歴:星稜高 ・ドラフト:2019年ドラフト1位 完全復活を目指している奥川恭伸だが、春季キャンプ中にアクシデントに見舞われた。 星稜高時代には、4季連続甲子園に出場した奥川。 高校”BIG4”として注目された3年夏の甲子園では、絶対的エースとして支配的な投球を披露。惜しくも全国制覇は逃したが、東京ヤクルトスワローズにドラフト1位入団を果たす。 高卒1年目からファームで7試合に登板し、防御率1.83の好成績を残すと、同年11月に一軍で初先発。しかし、3回途中5失点と打ち込まれ、プロの洗礼を浴びた。 翌2021年は開幕ローテーション入りを果たすと、レギュラーシーズン18試合(105回)を投げ、9勝4敗、防御率3.26をマーク。同年のクライマックスシリーズ(CS)では98球で無四球完封勝利。日本一にも大きく貢献し、未来のエース候補に躍り出た。 しかし、2022年は右肘を痛めて一軍での登板はわずか1試合に。昨季も右肘痛に加えて左足首負傷の影響で出遅れ、まさかの一軍登板なしに終わった。 巻き返しを図りたい今シーズンだったが、春季キャンプ中のコンディション不良で戦線離脱。故障続きを脱却し、"ガラスのエース"といわれないような活躍に期待したい。
ベースボールチャンネル編集部