「技術を通じた社会貢献を」 ダイキンの井上会長、100周年記念式典をシンフォニーホールで
ダイキン工業は21日、創業100周年記念式典を大阪市内で開催した。世界30カ国のグループ従業員約1800人に加え、関西財界トップなど来賓らを合わせて計2千人が参加した。今年6月に退任が決まっている井上礼之会長も出席し、「温故知新の精神でメーカーの生命線である技術力を磨き、技術を通じた社会貢献を果たしていきたい」と述べた。 ザ・シンフォニーホールで開いた式典の冒頭では、ダイキンの100年の歩みをまとめた映像を上映。その後、十河政則社長兼最高経営責任者(CEO)が登壇し、「この100年成長、発展できた背景には独自の強みがある。この強みを進化させる新たなスタートを切る機会だ」と次の100年へ向けた抱負を語った。 式典には今年6月で会長から退任する予定の井上氏も出席した。井上氏は今後は名誉会長兼グローバルグループ代表執行役員として経営のアドバイスや求心力の要としての役割を果たすことになる。