近鉄GHDの小林会長が退任へ 人事撤回の混乱を経て再び
近鉄グループホールディングス(HD)は25日、取締役会を開催し、小林哲也会長が相談役に退き、都司尚社長が会長に、若井敬取締役専務執行役員が社長にそれぞれ就任する人事を内定したと発表した。6月開催予定の株主総会に合わせて実施する。 近鉄グループHDのトップ人事をめぐっては、昨年3月に小林哲也会長が相談役に退くなどの人事をいったんは発表したものの、その後子会社の近畿日本ツーリストが新型コロナウイルスのワクチン関連事業で過大請求をしていた不祥事が発覚し、同年4月に小林会長の退任などを撤回していた。