稼いでも税金が「高くなってしまう」年収はいくら?
手取り総額が減ることは基本的にない
収入が増えて税金が高くなってしまっても、基本的には、増えた額以上に手取りの総額が減る、ということはありません。 例えば、住民税の税率はおおよそ10%です。大ざっぱにいえば、課税対象となる収入が100万円増えても、税金はおおよそ10万円になります。 同様に、所得税においても税率は5%からとなっているなど、稼いだ全額が税金になるわけではありません。それゆえ、基本は収入が増えて税金が増えても手取りも増えます。
まとめ
家計全体の税金が高くなるのは、パートの主婦が稼ぐ額が年収100万円を超えてからです。そこから103万円、150万円、201万円など、段階的に税金が高くなっていきます。 収入が増えてもそれ以上に税金が発生することはありませんが、税金が増えると負担が重く感じられるのも事実です。もし、できる限り税金を抑えたいというのであれば、税負担が生じず、かつ配偶者控除が受けられる範囲で働くといいでしょう。 出典 国税庁 No1195配偶者特別控除 No1191配偶者控除 No2260所得税の税率 厚生労働省 年収の壁・支援強化パッケージ 執筆者:柘植輝 行政書士
ファイナンシャルフィールド編集部