朝日新聞の自民党「裏金」報道は優れた「スクープ」なのか?
モヤモヤする朝日の「行間」
ひとことで言ってしまえば「朝日のスクープって検察から聞いたものを流してただけだよね」というのが私の感想なのだ(失礼)。検察からどれだけ情報を得るかも記者の実力だ!という反論もあろう。しかし検察情報を盾にして政局を仕掛けていないか?とも思える。例えばこれ。 「松野・西村・萩生田氏 更迭へ 高木氏も 世耕氏交代を検討 裏金疑惑 安倍派5人衆を一掃」(12月10日) 「安倍派5人衆を一掃」に違和感を覚える。朝日の願いも込めてないか? 安倍政権時代からの因縁を晴らしたい行間を感じたのだ。ある意味、一連の報道は昨今話題の感情優先の「エモい記事」だったのかも。 ここまで書いたら日本ジャーナリスト会議(JCJ)の大賞に赤旗の自民党裏金問題スクープ、というニュースが飛び込んできた。朝日の新聞協会賞、ちょっと気まずくないですか。
プチ鹿島(時事芸人)