50代の女性が単身赴任中の夫を名乗る人物から現金あわせて500万円をだまし取られる(静岡・湖西)
今月、湖西市に住む50代の女性が単身赴任中の夫を名乗る人物から現金あわせて500万円をだまし取られる特殊欺事件にあいました。 警察によりますと、被害にあったのは、湖西市に住む会社員の50代の女性です。 今月22日、女性の自宅に単身赴任中の夫を名乗る男から「コロナかもしれない。体調が悪い。携帯が壊れたので新しい番号を教える」と電話があり、携帯の電話番号を教えられました。 女性は翌日23日、夫と連絡をとるために教えられた番号に電話をかけると、「不倫相手との間に子どもができたので、示談金を六合駅まで届けてほしい」と言われ、女性は今月24日、島田市内で、弁護士の甥を名乗る男に現金300万円を手渡したということです。 また、この女性は、現金を手渡した翌日25日、夫と名乗る男から「別の女性とも不倫して子どもができたので、示談金を横浜の十日市駅まで届けてほしい」と再び電話があり、女性は今月26日、横浜市内で、弁護士事務所の職員を名乗る男に現金200万円を手渡し、合わせて500万円騙し取られたということです。 女性はこの期間、単身赴任中の夫とメッセージアプリで連絡をとっていたものの詐欺被害には気が付かず、きょう、単身赴任中の夫が仕事が休みのため、自宅に帰ってきたことがきっかけで被害が発覚したということです。 警察は、「携帯が壊れたので新しい番号を教える」は詐欺だとして、注意を呼びかけています。