春夏4度の全国制覇・門馬敬治監督(創志学園)が聖地へカムバック! 東海大相模時代の「打ちのめされ続けた日々」
26日に選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が開かれ、創志学園高校(岡山)の出場が決まった。指揮を執る門馬 敬治監督は、2022年8月に就任して以降、初の甲子園となる。かつて東海大相模(神奈川)の監督として名を馳せた男が、再び聖地へと帰ってくる。 【動画】「批判を受け止める器量がなくて苦しかった」門馬敬治監督の現在を作り上げた礎 春夏合わせ4度の全国制覇、甲子園通算30勝を挙げた実績を持つ門馬監督。この輝かしいキャリアの裏には、苦悩や葛藤の連続があった。名将と呼ばれるに至るまでの道のりはいかなるものなのか。現在の礎ともなった東海大相模時代の経験を、本人のインタビューをもとに振り返る。 (インタビュー初掲2023年7月11日) ************ 名将にも、壁を打ち破ることができなかった苦しい時代があった。1999年に29歳で東海大相模の監督に就任し、翌2000年にいきなりセンバツ優勝。華々しく監督としてのキャリアをスタートさせたかに見えたが、その後は夏の壁に何度もはね返された。 ライバルの横浜など、レベルの高い神奈川県の強豪の前に何度も苦汁を味わい、特に2006年から2008年の3年間、夏はすべて県大会決勝で敗戦した。2010年に学校として33年ぶりの夏の甲子園出場を決め、甲子園準優勝を果たすまでは、厳しい声も聞かれる中で選手と向き合ってきた。 苦しみとどのように向き合い、 そしていかにして壁を打ち破っていったのか。打ちのめされ続けた30代を振り返り、その心の内を以下のように説明した。