【巨人】大荒れ甲子園は雷雨ドロー決着 山崎伊織が先制打も7回挟殺ミスが響き同点に…延長戦突入と同時に雷&大雨
◆JERA セ・リーグ 阪神―巨人(16日・甲子園) 9回から雷雨となった甲子園だが、両軍とも決め手に欠き、1ー1の同点のまま延長戦に突入したところで中断。10回表が始まる前に、そのまま悪天候で試合終了となった。 【写真】場内に降雨コールドが告げられた 巨人は先発の山崎伊織投手が、バットで先取点を挙げたほか7回まで5安打1失点と好投したが7回に同点に追いつかれ2勝目はお預け。 山崎伊は1回、先頭の近本光司外野手に四球を与え、1死から森下翔太外野手に左前打と打たれたが、後続を打ち取り無失点。2回は3者凡退、3回も三塁・坂本勇人内野手の好守備にも助けられ3人で片付けた。 4回は先頭の森下に2打席連続安打となる右前打、大山悠輔内野手にも中前打され無死一、二塁。佐藤輝明内野手は空振り三振、ノイジー外野手の右前に落ちるかと思われた打球を二塁・吉川尚輝内野手がジャンプして好捕。二塁に送球して飛び出していた二塁走者・森下がアウトになり併殺。先発・山崎伊を助けた。 5回は1死から木浪聖也内野手に中前打され2死二塁となったが、近本を空振り三振に抑えた。 先取点は巨人。3回、阪神の先発・村上頌樹投手から、先頭の岸田行倫捕手がチーム初安打となる右中間二塁打で出塁。吉川尚輝内野手の中飛で岸田が三進した1死三塁で、山崎伊が追い込まれながら、低めに落ちる球を中前にはじき返し、先取点をたたき出した。 追加点がほしい巨人は7回、1死からオコエ瑠偉外野手が右翼線二塁打、2死から吉川が申告敬遠で2死一、二塁となったが山崎伊がそのまま打席に入り空振り三振に打ち取られた。 7回に阪神に同点に追いつかれた。先頭のノイジー外野手に左前打、送りバントでの2死二塁から、木浪聖也内野手の投ゴロで飛び出した二塁走者を刺そうとしたが二、三塁間での連係のまずさでオールセーフ(野選)となり1死一、三塁。ここで、代打・糸原健斗内野手に右犠飛を許し、同点とされた。 その後、両軍とも好機を作りながらあと一本が出ず、引き分けに終わった。
報知新聞社