ユン・ゲサン&ユ・ヘジンの弁護士コンビが国家権力に立ち向かう!「国選弁護人ユン・ジンウォン」
韓国最大の映画賞ともいわれる「青龍映画大賞」で脚本賞を受賞した韓国映画「国選弁護人ユン・ジンウォン」(韓国は2015年、日本は2016年に公開)が、9月5日(木)にKNTVにて放送される。 【写真を見る】ユン・ゲサン&ユ・ヘジンの弁護士コンビが国家権力に立ち向かう!「国選弁護人ユン・ジンウォン」 再開発地区で強制撤去が行われた際、暴動の最中に占拠者や警察官が命を落とした「龍山惨事」をベースに映画化された本作。こちらは、大ヒット映画「犯罪都市」、作家・伊坂幸太郎の人気作で、日本でも映画化されている「ゴールデンスランバー」など、歌手や俳優として活躍するユン・ゲサン主演、「パイレーツ」、「タクシー運転手 約束は海を越えて」などの好演で知られるユ・ヘジンが共演する骨太の法定サスペンスだ。 韓国の再開発地区・西大門区で家屋の強制撤去が行なわれた。再開発に反対する住民は暴動を起こし、警察官と乱闘騒ぎに。そんな騒動のなかで警官1名が死亡。現場にいたパク・ジェホ(イ・ギョンヨン)が逮捕された。 国選弁護人として選ばれたのは、本作の主人公で三流弁護士のユン・ジンウォン(ユン・ゲサン)だ。早速、ジェホに話を聞きに行くと、彼は「息子を殺したのは警官です」と主張してきた。暴動のなかで最愛の子供を亡くしたジェホは、「息子を助けたかっただけだ」と言いつつ「告訴してください。犯人をでっちあげた腐ったヤツらを。全員残らず!」とジンウォンに訴えた。 調査をするなかで、この事件には不可解な点がある、と気づいたジンウォンは、先輩で離婚専門弁護士のチャン・デソク(ユ・ヘジン) 、記者のコン・スギョン(キム・オクビン) と共に動き始める。真実を明らかにするべく、国家権力を相手に賠償請求額わずか100ウォン(約10円)の訴訟を起こして...。 ジンウォン、デソク、スギョンが手を取り合って事件に立ち向かう姿は手に汗握る展開に! いわゆる敵となる警察、検察、政治家たちは憎たらしいし、一つひとつ真実を拾って裁判まで歩むシーンには胸が熱くなる。勝ち目のない戦いに立ち向かうジンウォンたちは、大きな闇とどこまで戦えるのかーー。 こうしてあらすじだけを知ると、眉間に皺を寄せて見てしまいそうになるが、タッグを組むジンウォンとデソクのやりとりに癒されるシーンもあるのでご安心を。冒頭の卓球シーンは、ジンウォンのだらしなさと、そんな彼にイライラ気味のデソクの会話がユニークだし、初めてスギョンと会ったデソクが、デレデレとなって酒を飲みすぎるところも人間味を感じる。こうした心和む場面と緊迫する場面とで緩急があるからこそ、より世界観にどっぷりと浸かれるのだろう。 この事件の軸となる裁判が、どんな結末を迎えるのか。彼らが国とどう戦うのか。「国選弁護人ユン・ジンウォン」をラストまで見た人は、きっといろんな思いを抱えることになるだろう。そして誰かに想いをぶつけたくなるはず。視聴後、ぜひ、SNSや家族・友人にその胸にある気持ちをぶつけてほしい。 文=浜瀬将樹
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