日本の伝統文化を中学生に学んでもらおうと、大濠公園能楽堂で１８日、特別公演が開かれました。 狂言師・野村萬斎さんが登場し、中学生たちも魅了されました。 狂言師の野村萬斎さんが披露したのは、「蝸牛」。 長寿の薬になるという、蝸牛＝かたつむりを探す、太郎冠者と、それをからかう山伏の演目です。 会場には「でんでんむしむし」という楽しい囃子言葉が何度も響きました。 大濠公園能楽堂で披露された「能」と「狂言」。 中学生に、一流の伝統芸能に触れる機会を増やすとともに、日本の文化を誇りに感じてもらおうと、福岡の経営者などが集う「博多２１の会」の結成４０周年を記念して、開催されました。 会場には福岡市内の中学生などおよそ５００人が参加し楽しそうに鑑賞していました。 鑑賞した中学生は、「言葉とかも美しいし所作とかも美しいと思った。」「一つ一つに繊細さとか力強さが込められていて楽しかった。」「（日本の伝統芸能を）これから僕たちが次の世代へと、世界へとつなげていきたいです。」などと話していました。