寒暖差90℃の極限でテスト...レンジローバーはエレクトリック時代も高級SUVのベンチマークになる!
ランドローバーは、フラッグシップSUV、「レンジローバー」エレクトリック量産型が、砂漠をフルヌードでテストする模様を公開した。レンジローバー・エレクトリックは、ジャガー「I-Pace」に続く、JLRの2番目の完全電動生産モデルとなる。 「MLA」基盤を採用、800Vアーキテクチャを使用し、V8レベルのパフォーマンスを提供する 通常は謎めいたティーザーを公開したり、カモフラージュされたプロトタイプを公開したりするほとんどの自動車メーカーとは異なり、ランドローバーはレンジローバー・エレクトリックの、カモフラージュされていないプロトタイプを披露した。同社は、北極圏での寒冷気候テストに続き、アラブ首長国連邦での高温気候テストも完了し、EVの極限環境への耐性を浮き彫りにしている。 レンジローバーはエレクトリック時代も高級SUVのベンチマークになる!全13枚 プロトタイプは、2022年から販売されている内燃機関搭載のレンジローバーとほぼ同じ外観だ。唯一の例外は、暫定的な部品と思われるグリルだ。これは、2025年に発売予定の生産バージョンでは、独自に設計されたグリルに置き換えられる可能性が高い。 レンジローバー・エレクトリックは、ジャガー「I-Pace」に続く、JLRの2番目の完全電動生産モデルとなる。その目標は、内燃機関搭載のレンジローバーの性能と特徴的なオフロード性能に匹敵することであると同時に、エレクトリック時代でもラグジュアリーSUVのベンチマークであることだ。そのため、新しいパワートレインはさまざまな地形や気象条件でテストされている。 北極圏の凍った湖の-40℃から中東の砂漠の+50℃までの寒暖差90℃の温度にさらされ、全電動の基盤の耐久性と安定した性能を確保しながら、熱管理システムを極限までテストしたという。 ティーザーでは、「インテリジェントトルクマネジメント」システムが強調されており、個別の電動駆動制御ユニットが各車輪のスリップを管理する。JLRの「革新的なソフトウェア」のおかげで、新しいシステムは従来のABSベースのセットアップよりもはるかに高速で、各車輪のトルク反応時間を約0.1秒から0.001に短縮する。 ランドローバーは、スタビリティコントロールとシャーシシステムと組み合わせることで、新しいセットアップはあらゆる路面でのトラクションを最大化し、レンジローバーのドライブ体験を「大幅に」向上させると語っている。また、「バランスのとれた重量配分」と「先進的なサスペンションシステム」も備えており、オフロード性能を高めるという。 量産型では、「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用する。同社は、電動パワートレインの出力やバッテリー容量に関する情報を一切公開していないが、800ボルトアーキテクチャを使用し、V8レベルのパフォーマンスを提供することが正式に確認されている。 また、牽引、渡渉、全地形対応能力の点で他のどの高級電動SUVよりも優れていると断言している。 ランドローバーは2023年後半からEVの順番待ちリストを開設しており、2025年には顧客の予約を受け付ける予定だとしている。 https://youtu.be/S6EgbDpP9AE?si=x89s8-QfwNXC1J7Q
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