菅沼菜々のシード喪失が確定的に 「つらいシーズンだった」と涙 26日開幕のファイナルQTで来季出場権を狙う/国内女子ゴルフ
大王製紙エリエールレディス第2日(15日、愛媛・エリエールGC松山=6575ヤード、パー71)今大会を終えてメルセデスランキング50位以内の選手に来季シードが与えられる一戦。同ランク78位の菅沼菜々(24)=あいおいニッセイ同和損保=は71とスコアを伸ばせず通算4オーバーの暫定87位でホールアウト。シード獲得には今大会で優勝するしかない状態の中で予選落ちが確実となり、20─21季から保持してきたシードを手放すことが確定的に。「よくなってきた部分はあったが、結果を残すことができなかった。つらいシーズンだった」と悔し涙を流した。 【写真】プロアマ戦中にポーズを決める菅沼菜々 昨季2勝を挙げた実力者は、今季開幕前に右膝を負傷。「膝を痛めた影響でスイングが変わってしまった。いいときの動きができなくて、まとまりのないスイングになった。大きいミスが出てしまう感じだった」と苦戦を強いられた。26日からは来季出場権を懸けたファイナルQT(最終予選会、静岡・葛城GC宇刈C)に参戦する。「昨季2勝して期待もあったシーズンだったが、最後まであきらめずにやり切ることはできた。心は強くなると思う。感覚はだいぶ良くなってきている。QTに向けて頑張るしかない」と前を向いた。