約2週間、米国で最先端企業のトップと次々会見…帰国の韓国サムスン電子会長が語った「頑張らなきゃ」
【06月15日 KOREA WAVE】韓国サムスン電子のイ・ジェヨン(李在鎔)会長は13日夜、約2週間にわたる米国出張を終え、ソウル金浦ビジネス航空センターに帰国した。イ会長は出張の成果について「頑張らなきゃ」という短いコメントを残した。AI、半導体、ITなど先端産業でサムスン電子が激しい競争を繰り広げている中で、一時も緊張感を緩めないという覚悟を表わしたものとみられる。 この日、イ会長は出張の成果や感想を尋ねる質問に「頑張らなきゃ。お疲れ様でした」と話した。米NVIDIAのジェンスン・フアンCEOとの会合の可否、ファウンドリー事業の成果に関する質問には答えなかった。 イ会長は先月31日に米国出張に出発し、6月中旬まで米国内で「強行軍」をこなした。今回の出張ではAI、半導体、IT分野の企業や米議会、政府ミーティング、現地事業点検など30件に及ぶ日程を消化したとされる。 まず、イ会長は4日、ニューヨークで米通信大手ベライゾンのハンス・ベストベリ最高経営者(CEO)と会い、次世代通信分野やギャラクシー新製品の販売などに対する協力案を議論した。 以後、米国西部ではグローバルIT産業を主導しているメタ、アマゾン、クアルコムなどIT、AI、半導体分野の主要ビッグテック企業のCEOらと相次いで会談した。シアトルのアマゾン本社ではアンディ・ジャシーCEOら同社幹部と会った。 イ会長は米国出張を終えるにあたり「サムスンの強みを生かし、サムスンらしく未来を開拓しよう」と話した経緯がある。 サムスン電子は今月末、主要経営陣と海外法人長など主要役員が参加する「グローバル戦略会議」を開く予定だ。 イ会長が今回の出張を通じて固めたグローバルネットワークと、これを通じたビッグテックとの包括的な協力に関しては、グローバル戦略会議を通じて具体的なビジョンと事業計画に進化させ、危機克服と新たなステップの呼び水の役割を果たすと期待される。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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