存命だった最高齢のイングランド代表選手が94歳で死去 元ボルトンDFバンクス
FA杯で優勝
元イングランド代表DFトミー・バンクスが死去したことが分かった。94歳だった。6月13日にボルトン・ワンダラーズが発表した。 「ボルトン・ワンダラーズの全員が心からトミーと家族と友人に哀悼の意を表します。敬意の印として、クラブはタフシート・コミュニティ・スタジアムの旗を半旗にします」とボルトンはクラブ公式サイトで声明。 バンクスはボルトン・ワンダラーズで255試合に出場した。1947年に入団しウルブズ戦でデビューすると、強烈なタックルが特徴の左フルバック(サイドバック)として、瞬く間に名声を得た。 99,000人以上の観衆が駆けつけた1958年FAカップ決勝では、マンチェスター・ユナイテッドを相手に左サイドバックとしてプレイし、2-0勝利に貢献した。 1958年5月にモスクワで行われたソ連戦でイングランド代表にデビューすると、ウォルター・ウィンターボトム監督は同年のワールドカップスウェーデン大会の代表メンバーにバンクスを選出。キャリア通算で代表6キャップを獲得した。 バンクスは選手生活を引退後、故郷のファーンワースに戻り、主に建築業界で働き、新聞販売店の経営も行った。 『BBC』によるとバンクスは、存命だった最高齢のイングランド代表経験者だった。
構成/ザ・ワールド編集部