「自分らしさにこだわることよりも、なりたい自分を目指す」モデル岩堀せりが人生で大切にしていること
普段からきちんとしていないと
――“モデル岩堀せり”として、きちんとしないといけないという意識はありますか? 最近はあまりないけれど、たまに日本で声をかけられるときがあってびっくりすることはあります。油断したときに限って「せりさん!ViViの頃大好きでした!」とか言われたりするんですよね。こういうことがあるから、やっぱり普段からきちんとしていないとダメだよね、と毎回思います(笑)。 でも、私、褒められるのが大好きなので、声をかけられること自体はとても嬉しいですね。
大切にしている時間は…
――他に大事にしている時間はありますか? 人との時間は大切にしています。そういう意味で、友達はとっても大事。友達と一緒の時間には大体、大好きなお酒も一緒についてきますしね(笑)。友達といれば、話題も豊富だし、新しいことも知れるし、自分が磨かれていくためにも必要だなと思います。 一人でいると無駄なことを考えすぎて頭がいっぱいいっぱいになってしまうので、誰かと話しているほうが私は向いています。あとは何でしょう……。ゲームも好きですが、それよりは寝るほうが好きですし、推し活も楽しいからやっているけど、最近はそこまでハマってもいないし……。 基本的に私の一日は、家族や友人と過ごし、ビジュアルを整え、飲んで食べて寝ることで構成されてますね。 ――昔の“岩堀せり”と最近の“岩堀せり”。大切にしているものの価値観の変化はありましたか? 昔のインタビューでは「音楽がないと生きていけない! 音楽と太陽がないとムリ」なんて言っていましたね(笑)。昔から一人でいるといろいろと考えすぎて頭がパンクしてしまうタイプではあったので、ずっと誰かと一緒に過ごしていましたね。そういうところは変わってないのかも。
基本的に「人に好かれたい」
――せりさんが生きるうえで大事にしているモットーはありますか? 「人に期待しない」です。あと、意外に思われるかもしれないけど「みんなに好かれたい」気持ちは強いほうだと思います。好かれるための努力も厭わないし、だからこそ、それでも私のことを嫌いと言う人はしょうがないと諦めがつく。もちろん、好かれたいからと変に媚びたりすることはしません。自分らしさは保ったまま、好かれるためには努力も厭わない感覚ですね。 ――好かれるために、意識していることはなんですか? なんでしょう……。まず、自分優位ではなく相手をしっかりと“みる”ことは心がけています。その上で最初は、全力でその人に合わせてみる。でも、先ほどもお伝えしましたが、自分らしさを失わないままというところが大事。基本的に自分のキャラは壊したくないから、媚びることはしません。なかなかにバランスが難しいんですけどね。 基本的に人を受け入れる体制は常にあって、たとえ意見が違ったとしても大丈夫。違うほうが面白いとすら思います。あと、私にとって大事なポイントは、「好かれればそれでいい」ということ。忖度云々ではなく、その人自身には好かれたいと思っていて、そこは最大限寄り添います。 ――好かれたいという気持ちを持っているのは意外でした! せりさんのぶれないキャラがあってこそなんですね。 「好かれたい」はもちろんですが、それ以前に「いい人」や「かっこいい人」って思われたい気持ちがベースにあるからだと思います。まあ、すべてが思い通りに行くこともなく、「面白いやつ」と言われるとそれはちょっとワタシ的には、理想とは違うぞとなりますけどね(笑)。