【ラスベガス（米ネバダ州）＝CES取材班】CES 2024に出展の日本の主要各社のうち、パナソニックグループはIoTオーブンを初公開するなど、暮らしに焦点を当てた生活者目線の展開をする。初披露のテレビのほか、ペロブスカイト太陽電池なども展開し、展示自体のサステナブル化も訴求する。コンセプトと展示内容、展示の在り方のすべてでアピールするモデルともいえそうだ。 　IoTオーブンは、商品化を見据えての初お目見え。欧米向けにはコンパクトオーブンとして、レンジや炙（あぶ）りなどの機能を搭載する。インバーターのトップシェアの強みを生かしたもので、コンパクトな筐体（きょうたい）に多機能を搭載。「こういう商品も提供できるということをアピールする意味合いもある」（担当者）と言う。 　デジタルAVのコーナーでは、テレビやゲーミングスピーカーのデモに加え、オーディオ関連商品も展示する。国際的なフラッグシップモデルと位置付けるOLEDテレビも初登場。さらに、家電リサイクルにも取り組んでいることを紹介し、AI（人工知能）技術を使ったロボットでエアコンを分解する様子も展示する。