『名探偵コナン』連載30周年で豪華企画が続々ーーピアノソナタ『月光』殺人事件・浅井成実のイラストも?
『週刊少年サンデー』にて連載中の『名探偵コナン』は、今年連載30周年を迎えた。 昨年は映画『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影』が大ヒットし、連載開始30年という長寿作品でありながらその勢いは増すばかりの『名探偵コナン』。連載30年という節目の今年は『コナン』にまつわる様々な企画が予定されている。 【画像】『コナン』が初めて表紙を飾った『週刊少年サンデー』1994年6号 まずは先日発売となった『週刊少年サンデー』2024年7号の表紙にコナンが登場。この表紙は30年前に『コナン』が初めて表紙を飾った1994年6号の表紙を復刻したメモリアルなデザインとなっており、当時を知る人にとっては懐かしの、そして現在のファンにとってはレトロな雰囲気のある表紙となっている。現行の『サンデー』表紙と比べてその変遷を感じつつ、この30年間『サンデー』を牽引し続けてきた『名探偵コナン』という作品の凄みに思いを馳せてみてほしい。 今号には『週刊少年サンデー』『サンデーS』の連載作家たちを中心とした総勢41名の漫画家たちからの祝福イラストが掲載されている。とりわけ目を引いたのは『よふかしのうた』『だがしかし』などの代表作を持つコトヤマ、そして『古見さんはコミュ症です』のオダトモヒトによる『ピアノソナタ『月光』殺人事件』浅井成実のイラスト。『ピアノソナタ『月光』殺人事件』は『名探偵コナン』指折りの人気エピソードであり、浅井成実は事件の鍵を握る重要なキャラクターであるだけでなく、その後のコナンの探偵としての在り方を示した特別な存在として今もなお人気の高い人物だ。『ピアノソナタ『月光』殺人事件』が現役の連載陣にも強烈なインパクトを残していることに、当時からのファンも嬉しくなるのではないだろうか。他にも様々な連載陣が描く『コナン』キャラにコナンフリークはもちろん、他作品のファンもワクワクするはずだ。 連載30周年記念企画で最も注目を集めているのは『名探偵コナン展』の全国巡回。1月から2月の東京会場での開催を皮切りに、福岡、札幌、仙台、大阪、広島、横浜、名古屋と8都市を1年かけて巡る大規模な展示会となる。会場内10箇所に章立てられたエリアでは、そのエリア毎に様々なテーマを設けて『コナン』の魅力を掘り下げる。『名探偵コナン』初期設定資料やTVアニメで江戸川コナンの声を務める高山みなみによる音声ガイド、イベント限定グッズなど、コナン好きには堪らないイベントとなっている。コナンフリークは参加必至の展示会だ。 漫画アプリ『サンデーうぇぶり』でもコナン30周年にまつわる企画を実施。『サンデーうぇぶり』内の特設ページ『コナン・リーディングクラブ』では、1年を通して毎週2巻ずつを目安にコナンを読み進めることのできる企画で、読むごとに「読了証明書」や特別なプレゼントがもらえるというもの。現在104巻とボリュームのある『名探偵コナン』、ライトファンや『コナン』に触れてこなかったコナンビギナーにこそぜひ参加してほしい企画となっている。 他にもユニバーサル・スタジオ・ジャパン内に『名探偵コナン』のレギュラーアトラクションが登場したり、NHKで放送中のドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』に『名探偵コナン』作者の青山剛昌が登場するなど、まだまだ30周年のアニバーサリーに相応しい企画が多数用意されている『名探偵コナン』。どの企画も見逃せない。
ふじもと