横浜FMと次戦対決の浦項が直接FK弾など計4発! ブラジル人トリオ揃い踏みで山東下し2勝目【ACLE】
6日、AFCチャンピオンズリーグ(ACLE)の東地区第4節の浦項スティーラース(韓国)vs山東泰山(中国)が浦項スティールヤードで行われ、4-2で浦項が勝利を収めた。 ここまで1勝2分けで勝ち点「3」の浦項が山東をホームに迎えた一戦。山東は前節の横浜F・マリノス戦をドローで終え、1勝1分け1敗の勝ち点「4」とわずかに上回っている。 2勝目を目指すチーム同士の対戦は、互角の主導権争いからスタート。8分には山東が高い位置でボールを奪い、ゼカが積極的にシュート。13分、今度は浦項が丁寧なパス回しで攻め入り、ボックス手前で前を向いたヴァンデルソンが左足で狙う。 浦項はオベルダンの右クロスにチョン・ジェヒが合わせる場面も。徐々に流れは傾いていき、25分にはジョルジェ・テイシェイラが右ポケットから右足を振る。 すると30分に浦項が先制。ボックス手前やや右寄りの位置でFKを獲得すると、チョン・ジェヒが壁の外から巻くシュートを直接決めた。 しかし、3分後には山東が反撃。右CKからガオ・チュンイーがニアでそらすと、ゴール前のチェン・プーが胸で押し込みネットを揺らす。 追いつかれた浦項がハーフタイムにかけて攻め込むなか、山東はガオ・チュンイーが負傷交代のアクシデント。再びのリードは許さず試合を折り返すと、さらに後半頭からヴァレリ・カザイシュヴィリ、ビー・シンハオを投入する。 浦項は後半も攻勢の入りを見せ、ハーフウェーラインからするすると持ち上がったキム・チョンウが枠内にシュート。しかし、山東のGKワン・ダーレイが弾く。 山東もCKから惜しい場面を作るが、トン・レイのハーフボレーは浦項GKユン・ピョンククがセーブ。徐々にリズムを掴み始めたが、64分に失点する。 敵陣でパスを回す浦項は、ボールを奪い返すとボックス手前のジョルジェ・テイシェイラへ。奪いに来たDFを身体で弾き飛ばすと、シュートはゴール右隅に。コースは甘かったが、ここまで好セーブを見せていたGKワン・ダーレイが防ぎきれず、浦項が再び一歩前に出た。 さらに4分後、浦項は右サイドのスローインから繋いでボックス内に侵入。右ポケットからテイシェイラがラストパスを送ると、待っていたのはヴァンデルソン。右足ダイレクトで突き刺し、リードを2点に広げる。 76分にはオベルダンも続き、ブラジル人3人がそれぞれゴール。スルーパスから右ポケットへ抜け出すと、落ち着いて右足で流し込んだ。 最後まで攻撃の手を緩めなかった浦項。山東も諦めず試合終了間際に1点を返したが、ホームチームが4-2で勝利。2勝目を挙げた浦項は第5節で横浜FM、山東はジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と対戦する。 浦項スティーラース 4-2 山東泰山 【浦項】 チョン・ジェヒ(前30) ジョルジェ・テイシェイラ(後19) ヴァンデルソン(後23) オベルダン(後31) 【山東】 チェン・プー(前33) ビー・シンハオ(後45+4)
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