The BONEZ×Dragon Ash、初の対バンツアー初日公演オフィシャルレポート「バンド人生でいちばんいいツアーにしていく」
「初日をP.T.P.のKの地元、横浜でできてるってヤバくねぇか?」
百戦錬磨のメンバーが居並ぶ強者ライブバンド同士の対バンツアーだからこその遊び心に、誰もが笑顔になったところで、The BONEZが登場。冒頭の1音から圧倒的なバンドサウンドを叩きつける4人。その凄まじい演奏とエモーショナルな歌声に観客も全力で応える。 「楽しくってしょうがないんだ」 曲の合間もZAXと爆笑し合う理由を楽しそうに話すJESSEが続ける。 「Kの地元、よーこーはーまー!“お前そんなんでいいの?”って言ってくれるやつが死んじまったから、俺がその役をやってやっから!」 そう言ってフロアに飛び込み、観客に担ぎ上げられながら歌うJESSE。こんな風に多くの人に求められながら、絶望の中で生まれたThe BONEZは、小さな希望を歌い奏でていく。 The BONEZのステージでもDragon Ashのメンバーが迎えられ、いつものナンバーに特別な刺激と色が加わっていく。気づくとJESSEはフロアの真ん中で観客に担がれながら2階席に手を振っている。続いてKjを呼び込み、「Straight Up feat. Kj」を披露。熱とメランコリーが交差する楽曲の中で、JESSEとバンダナを頭に巻いたKjが熱くマイクを交わす。客席はもう、熱狂の坩堝状態だ。 「こっからあと8公演。馬場さん(IKÜZÖNE)、見ててくれよな。そんなツアーの初日をP.T.P.のKの地元、横浜でできてること、ヤバくねぇか?」 最後に両バンド全員で登壇した後、JESSEがマイクに向かって叫ぶ。 「ヤバいツアーになりそうだぞ!」
ライブの先攻/後攻は完全に「ランダム」
終演後、最高の好敵手を相手に、初日をフルスロットルで駆け抜けたJESSEが誇らしげに言う。「この調子で最後までやっから!」 ’90年代、英米で生まれたオルタナティヴなロック……日本で後にミクスチャーロックと呼ばれることになるハイブリッドでラウドなロックをライブシーンの最前線で歌い鳴らし続けるThe BONEZとDragon Ash。本音(Straight Up)でぶつかり合う最高の好敵手同士のマッチアップは果たして、両者に何をもたらすのだろうか? ちなみに、各公演の先攻/後攻は順番ではなく、その日の条件で決まるランダムなのだという。全公演その日限りのレア場面続出必至の奇跡のツアーになるのは間違いなさそうだ。 Text:早川加奈子 <ツアー情報> 『The BONEZ × Dragon Ash “Straight Up” Tour』 ※終了分は割愛 2024年10月17日(木) 広島・広島CLUB QUATTRO 開場18:00 / 開演19:00 2024年10月18日(金) 愛知・Zepp Nagoya 開場18:00 / 開演19:00 2024年10月25日(金) 大阪・Zepp Osaka Bayside 開場18:00 / 開演19:00 2024年10月27日(日) 福岡・Zepp Fukuoka 開場17:00 / 開演18:00 2024年11月1日(金) 宮城・SENDAI GIGS 開場18:00 / 開演19:00 2024年11月3日(日・祝) 北海道・Zepp Sapporo 開場17:00 / 開演18:00 2024年11月8日(金) 新潟・新潟LOTS 開場18:00 / 開演19:00 2024年11月10日(日) 東京・Zepp Haneda (TOKYO) 開場17:00 / 開演18:00