「勉強しなさい」言葉攻めでは子どもは勉強しない 激変する小学生の学習環境下で「親がすべきこと」
そして、「賢い子」こそ、21世紀型能力でも重要視されている「思考力」を身に付けた子どもなのです。 子どもを「賢い子」にするために、つまり「疑問を持てる子」、「まとめることができる子」になるようにするためには、日常の子どもとの対話が重要です。 日常生活の中で、「なぜだろう?」「どう思う?」「どうしたらいい?」と問いかけてあげることです。周囲の大人が問いかけてあげることで、考える習慣がだんだんついてきて、子どもが自然と自分から疑問を持つようになります。
また、「要するにどういうこと?」と聞いてあげることでまとめる思考を促すことができます。 ■子どもの頭脳が進化する「魔法の言葉」 賢い子とは、自分で考え、疑問を持つ力、自分の考えを言葉で表現する力、抽象的な概念を理解し、具体例を挙げられる力を持っている子です。これらの力を育むために、日常会話の中で以下の魔法の言葉を活用しましょう。 〇疑問を育む言葉 「なぜ?」「どうして?」「どんな理由があると思う?」
これらの言葉は、子どもの好奇心を刺激し、自ら考えようとする意欲を高めます。 例 ねえねえ、この虫ってなんでこんな色なの? 車が空を飛べないのはどうして? 友達と喧嘩したんだけど、どうやって仲直りすればいいと思う? 〇 自己表現を育む言葉 「どう思う?」「どんな気持ち?」「自分の言葉で説明してみよう」 これらの言葉は、子どもの思考力と語彙力を高め、自分の考えを相手に伝えようとする力を育てます。 例 今日の給食、どうだった?
この絵、どんな気持ちで描いたの? この文章の意味、自分の言葉で説明してみよう 〇 問題解決力を育む言葉 「どうしたらいいと思う?」「他にどんな方法がある?」「一緒に考えてみよう」 これらの言葉は、子どもの問題解決能力と創造性を高め、困難な状況にも積極的に取り組む姿勢を育てます。 例 宿題で困ったことがあったら、どうしたらいいと思う? 部屋が散らかっているんだけど、どうしたら片付けられるかな? テストの点数が悪かったんだけど、他にどんな方法で勉強すればいいと思う?