【柔道】吉岡光が28年ロス五輪代表に名乗り パリ女王・角田夏実の高校後輩が初V 講道館杯
◇柔道講道館杯第1日(2024年11月2日 群馬・高崎アリーナ) 女子7階級が行われ、最軽量の48キロ級は昨年2位の吉岡光(東海大)が初優勝を果たした。決勝では昨年の決勝でも対戦した大学後輩の近藤美月と対戦。延長2分50秒、支え釣り込み足で技ありを奪ってリベンジを果たし、「初優勝はうれしいし、2回目の第1シードで期待に応えられてほっとしている」と笑みを浮かべた。 千葉県八千代市で生まれ育ち、高校も地元の八千代高出身。パリ五輪同級金メダルの角田夏実は大先輩に当たり、「(五輪優勝は)刺激になったし、努力する姿を見てきたので見習いたい」と話す。実力、実績ともに背中は遠いが、「追い掛けられる先輩がいるのはありがたい。追っていって、超えたい」と目標を定めた。 東海大で4年間指導を受けた塚田真希監督が、10月に女子日本代表監督に就任。この日はひな壇から視察する恩師の前で、恩返しの優勝を果たした。 28年ロサンゼルス五輪については「まだ五輪という言葉を発する立場じゃない」と思いを封印したが、代表候補に名乗りを上げたことは間違いない。「また代表でも(塚田監督に)指導してもらえるように頑張りたい」と4年後を見据えた。