ジュリア(手前右)の実演指導に見入るマリーゴールドの選手たち

　女子プロレス新団体「MARIGOLD（マリーゴールド）」の選手が、合同練習で結束を固めた。 【写真】グラウンドの練習で汗を流す青野未来 　概要が15日に発表された新団体は、元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏（66）が代表を務め、スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の他、高橋奈七永、元アイスリボンの石川奈青が所属になった。さらにスポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、澄川菜摘、松井珠紗、後藤智香、皇希、CHIAKIの参戦が決定的になっている。 　5月20日に東京・後楽園ホールで行われる旗揚げ戦を1か月後に控えた選手たちは、20日に合同練習を実施。この日は初めて元アクトレスガールズの選手が参加し、基礎体力トレーニングや受け身練習で互いの力を確かめ合った。練習が2時間を過ぎると、ジュリアが師匠・鈴木秀樹直伝の関節技を伝授。初めての合同練習で士気を高めた。 　練習を見ていた風香は「私がアクトレスで見ていた時は、今持っているものをどう光らせるかを指導することが多かったので、新たに基礎的な部分を強化する時間がなかったんです」と説明。「今日その部分をやってくれて、またこうして土台が固められていくんだなと。みんな覚悟を決めて来た子たちなので、旗揚げ戦では衝撃を与えられる。楽しみにしてます」と合同練習の成果に期待を寄せた。 　小川氏も元アクトレスの選手について「みんないろいろやってきているから、動きがいいですね。身軽な子もいれば、力強い子もいる。想像よりもずっと動けてて、プロレスに適応できると感じましたね」と語った。 　この日は旗揚げ戦までちょうど1か月。ここからさらに練習を重ね、結束力を固めていくとした上で「そのうち（元スターダム、元アクトレスガールズの）両方が融合していって、いろんなアイデアが出てくると思う。たまにも特別コーチみたいなのを、誰かに頼んでみるのもいいですよね」と笑顔を見せた。