ティーカップに浮くアザラシ? お茶を淹れる時間が楽しくなるひと工夫に反響
紅茶が注がれたティーカップの中で、なぜかアザラシがプカプカと浮いているこの画像。 一見だけでは「なんだ?」と思うかもしれませんが、アザラシの中に茶葉が詰まっていることがわかれば一転、「なるほど!」と合点がいくでしょう。 【画像】アザラシの中のスペースに茶葉を入れる想定 画像がXへ投稿されると、リポストといいねが(執筆時点で)合計で26万を超える大反響。「かわいい!」「欲しい!」と多くの声が上がっています。 この「アザラシの茶葉入れ」を考案したクリエイター・いしかわかずやさんは、他にもユニークなアイデアの数々をSNSに投稿し、話題になっている人です。 今回は「アザラシの茶葉入れ」商品化の可能性のほか、いしかわかずやさんが考えるバズるアイデアの共通点をお聞きしました。
連想とひと工夫から生み出された「アザラシの茶葉入れ」
──10月末にXで公開して話題になっている「アザラシの茶葉入れ」ですが、何がきっかけで思いついたのでしょうか? いしかわかずや アザラシがずっと水に浮いている映像を見ていた時があって、それがきっかけですね。 その映像から、「水に入れて長い間待つものってなんだろう?」と考えて、紅茶に入れるティーパックとか茶こしを連想したんです。 そして、お茶ができるまでのちょっとした時間を、動物を眺める時間にできたら待ち時間も退屈しないのかなと思ってつくってみました。 ──お茶ができるまでの時間を、楽しいひと時に変えようとしたひと工夫なんですね。 いしかわかずや あと、今回のアイデアはシュールさが肝になってくるかなと思い、動物の中でも見ていて面白いとか、なんかジワるモチーフとしてアザラシは適していたと思います。
バズる“アイデア”の共通点は「共感と驚き」
──「アザラシの茶葉入れ」以外にも様々な“アイデア”をSNSに投稿されています。SNSで反響を呼ぶアイデアに共通点はあるのでしょうか? いしかわかずや 話題を生むアイデアの共通点は、「共感と驚き」だと思っています。特に「驚き」が強いとバズりやすいのかなと。 例えば、ただ見た目を可愛くしただけだと「かわいい!」という共感だけで驚きが少ないですよね。 そこに加えて、製品の見た目や特性、使い方がアイデアのモチーフとマッチしていると、納得度が上がって「なんで今までなかったんだろう?」「なるほど!」といった驚きの反応に繋がり、バズりやすくなる傾向がありますね。 いしかわかずや あとはガムテープなど、普段当たり前に使っているものを少し変化させると、ありそうでなかったアイデアができたりするんです。そういったものもバズる印象があります。