158億円の契約解除金は適正額? ハーランドと並ぶスウェーデンの万能FWは過小評価されている
スポルティングCPでは守田英正とプレイしている
今季のプレミアリーグで早くも7ゴールを挙げているアーリング・ハーランドの記録に並ぶストライカーがポルトガルにいる。スポルティングCPのヴィクトル・ギェケレシュだ。 ハーランドと同じく北欧出身のアタッカーで、昨季はスポルティングCPで29ゴール10アシストを記録し、見事得点王に輝いている。今夏の移籍市場では5大リーグへのステップアップが期待されたが、スポルティングCPが設定している8500万ポンド、日本円にして約158億円の契約解除金が高すぎたのか、最終的に残留している。 英『TheGuardian』はギェケレシュに設定されている契約解除金は法外なものではなく、彼が5大リーグ外でプレイしているため過小評価されていると主張している。 スウェーデン代表FWはただのストライカーではなく、非常に万能なアタッカーだ。昨季のドリブル成功数68回はポルトガルリーグで上から3番目の成績で、突破からのチャンスメイクは彼の強みの1つだ。実際に11アシストを記録しており、パスの受け手だけでなく出し手にもなれる存在といえる。 守備意識は当然のように高く、「我々にとって非常に重要な選手だ」と監督のルベン・アモリムは同選手への信頼を語っている。 今回のインターナショナルマッチウィークではスウェーデン代表としてアゼルバイジャン戦、エストニア戦の2試合を戦ったギェケレシュ。2試合合計3ゴール2アシストの大活躍で、ニューカッスルのアレクサンデル・イサクとともに母国の攻撃をけん引している。 ストライカーを探しているアーセナルの獲得候補の1人でもあるギェケレシュはクラブと代表ですでに欠かせない選手に成長しており、今後の移籍市場での動きに注目したい。
構成/ザ・ワールド編集部