B2青森ワッツが最終戦で黒星…マーカスコーチ「とてもタフな週末だった」…プレーオフで立て直し狙う
◇B2リーグ最終節 岩手ビッグブルズ83ー76青森ワッツ(21日・盛岡タカヤアリーナ) 東地区4位の青森ワッツは76―83で同6位の岩手ビッグブルズに敗れた。最終節が終了し、既に進出が決定している5月3日に開幕するプレーオフ(PO)の相手は西地区1位の滋賀に決まった。 *** 青森が岩手の強力なディフェンスの前に、2日連続で敗れた。マーカスコーチは「とてもタフな週末だった。皆すごい頑張ったけど足りない部分もあった」と反省した。 今季は筆頭株主の破産によりチームの経営危機に陥ったが、19日までに一般から募っていた応援金の総額が1086万3916円に到達。サポーター企業の支援もあり、今後の運転資金5000万円を確保した。関係者によるとライセンス取得の可能性は高く、来季もリーグ戦に参戦できる見込みだ。 だからこそここで終われない。ワイルドカード上位でPOに進出し、敵地で滋賀と対戦する。マーカスコーチはチーム解散危機から救ってくれたブースターに対し「チームはタレントでいっぱい。勝てるようにしたい」。恩返しをするためにも勝利を届ける。 〇…ホーム最終節で2連勝した岩手の鈴木裕紀ヘッドコーチは「いい時間帯も苦しい時間帯もあった。皆で支え合って我慢して勝利の喜びをもぎとれたのは選手の成長を感じましたし、ブースターの熱い応援があってなので。皆さんに感謝したい」と喜んだ。来季はB3へ降格する可能性もあるが、6季ぶりに戦ったB2を振り返り「挑戦もひとまず終わるような形。それぞれがそれぞれの場所で苦しい経験してきた事を生かしてもらえたら」と語った。
報知新聞社