子どもたちに「防災」をどう伝える? リュックには何を詰める? 防災教育のポイントを専門家が解説!
防災への意識が高まっている昨今、普段から子どもに防災教育をしたいと考えている人も多いのでは?今回は、家庭でできる「子どもの防災教育」のポイントを専門家に聞きました! 【動画】「もしも」のときに自分を守れる…? 今こそ本当に必要なものを! 子どもの防災リュックに備えるべきアイテムは【2分58秒~】
子どもへの防災教育で大切な「2つ」のポイントとは?
遊びを通じて防災を学べる「あそび防災プロジェクト」の小谷野真歩さんによると、子どもへの防災教育のポイントは2つ。 1つ目は「恐怖をあおらない」こと。リアルな映像を見せると、子どもにとってトラウマになってしまうこともあります。発災時パニックになったり、動けなくなったりすることが1番危険です! 2つ目は「興味を持たせる工夫をする」こと。子どもは興味がないと、なかなか頭に入らないとのこと。小谷野さんのオススメは「ゲームで覚えること」!ゲームにすることで、難しい知識も身に入りやすく、集中して聞いてもらえるのだとか。 そこで、年齢別に遊べる防災ゲームをご紹介!「ぼうさいダック」(日本損害保険協会)は、幼児向けの防災ゲーム。カードの表面に「地震」「津波」などの災害の名前が、裏面には対処法が書かれています。カードは全部で12種類。災害と、起きた時にとるべき行動がセットで簡単に覚えられます。 「シャッフルプラス」(幻冬舎)は、小学生向けの防災カードゲーム。トランプのように複数人で遊びながら、発災時のトラブルへの具体的な対処が学べます。「緊急用トイレの作りかた」なら、「ビニール袋をかぶせる」「新聞紙を3層に敷く」などの手順ごとに、4枚のカードに分かりやすいイラストで描かれています。他にも「消火器の使いかた」「AEDの使いかた」など、大人でも勉強になる内容なので、家族みんなで遊びながら学べるゲームです。
防災リュックは親子で一緒に作る!中に詰めるものは?
小谷野さんによると、小学生からは「マイ防災リュック」を作った方がよいのだとか。ポイントは「親子で一緒に作ること」。バッグに入っているものを子ども自身が把握でき、体格や体力に合わせながら量や大きさを調整できることが重要とのこと。 いるものといらないものを子どもと相談し、リュックの中に入れたものの使い方を説明しながら作ってください。どこに置いてあるかを、しっかり把握させることも重要です。 <子ども用防災リュックの中に用意すべきもの> ・水=必須です。重くなりますが、重量の調整は他のもので。 ・おやつ=いつも食べているお菓子で、日持ちするもの。 ・歯磨きシート=子どもは大人より虫歯になりやすいため。口内炎や虫歯は、不眠や食欲不振の原因にもなります。 ・ネックライト=夜でもはぐれないための目印として。 その他にも、非常食、情報カード、携帯用トイレ、着替え、ホイッスル、マスク、レインコート、おもちゃ、軍手などを用意するのもオススメです。 家族で遊びながら防災を学んだり、リュックを作ってみたりしてみましょう! CBCテレビ「チャント!」1月15日放送より
CBCテレビ