夜明けと同時に400人 アユ友釣り、けさ解禁 三重・宮川上流
細渕さんは8時までに30匹超え
三重県内18団体の内水面漁協のトップを切ってきょう11日、多気郡大台町の宮川上流漁業協同組合(細渕元彦組合長、約1200人)がアユの友釣りを解禁した。快晴となったこの日、解禁時間の「夜明け」に合わせて釣り始めようと前泊者を含め約400人が早速さおを繰り出し、シーズン到来を楽しんだ。 解禁日は毎年、同漁協がアユの生育状態などを観察しながら決めている。生育状況は良好で、県の漁業調整規則で定められている1月1日~5月10日の禁漁期間が開けた11日に、昨年同様に解禁とした。11日に解禁したのは、松阪地区では同漁協のみ。 また今年は大熊谷でルアーを使用できるようにした。好評ならば来年は使用可能場所を拡大する。 午前4時半から釣り始めた細渕孝太さん(23)=同町岩井=は「5時半ごろから釣れだしました。8時までには30匹以上釣れました。大きさは13~14センチ」とし、愛知県から訪れた長岡誠也さん(31)と祥子さん(32)夫婦は同8時ごろから釣り始め「アユ釣りを始めて3年目です。2人で50匹を目標にしています」と話した。 同漁協では3~4月に稚アユ50万匹を放流。11月末までに2回ほどの追加放流も予定している。 アユ漁は、友釣りの後、引っ掛け(8月4日)、網(同14日)と続き、11月末にシーズンが終わる。