北村晃一が逆転でプロ初V「勝てたというのは最高」 父はバラエティー番組で活躍の弁護士・晴男氏
◆男子プロゴルフツアー 太平洋クラブチャレンジ 最終日(31日、埼玉・太平洋C江南C=7224ヤード、パー72) 男子下部ツアーの最終ラウンドが行われた。1打差2位から出た北村晃一(ダック技建)が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、通算14アンダーで最終日逆転でプロ初優勝を飾った。父は日テレ系バラエティー番組「行列のできる相談所」(日曜・午後9時)に出演する弁護士の晴男氏。 プロ16年目で悲願の初タイトル。「勝てたというのは最高だし、いつか勝てると思って努力してきました。けど、少し時間がかかった感じ。ただ年齢の話でもそうだし、いつになっても遅いというのはない」と感想を述べた。 今回の出場は大会直前に欠場者が出たため繰り上がりでかなったもの。そこから一気に優勝で、次週のレギュラーツアーの今季メジャー初戦、BMW日本ツアー選手権森ビル杯(6日開幕、茨城)の出場権を手にした。「ABEMA(下部ツアー)で1円でも多く稼いでランキングを上げるというのもありますけど、プロゴルファーは賞金稼ぎだから、より多くの賞金を稼げる方を選択するのが本分」と参戦を決めた。「全然自分に期待はしていないですよ(笑い)。今日のゴルフを持っていてもぼちぼちだと思う」と挑戦者の気持ちで臨むと話した。 単独首位から出た吉本翔雄(しょうた、三輝)が13アンダーで2位。アマチュアの福住修(専大4年)ら3人が12アンダーで3位となった。石川遼の弟・航(フリー)は4アンダーの40位だった。 ◆北村 晃一(きたむら・こういち)1985年1月2日、神奈川県生まれ。39歳。桐光学園高では野球部に所属し2年春、3年夏に甲子園出場。1浪を経て中大法学部に合格。1年時は弁護士を志すも路線変更し、4年時から本格的にゴルフを始め2009年にプロテスト合格。16年12月に同い年の一般女性と結婚。170センチ、72キロ。
報知新聞社