【陸上】インターハイ男子100mで1年生が31年ぶりのメダル獲得 星稜高1年の清水空跳が10秒50で2位
清水は長田中(石川)3年時に、全日中の200mで優勝。今年2月の日本室内大阪大会では、U16の60mを制した。高校入学後も順調に伸びている要因については、「地元の金沢に残って、陸上ができていることが大きいです。両親に助けられたり、先生方にサポートしてもらったり。中学からの仲間たちも多く、一緒に高め合って練習できています」と、周囲の環境を第一に挙げる。中学1年の春には、指定難病の重症筋無力症と診断され、体力が低下した時期もあったが、陸上経験者の両親に支えられて克服。薬で症状をコントロールして、今では体調の不安なく競技を続けられている。 10月には、2つの全国大会が行われる。昨年の鹿児島国体で当時の中学記録(10秒54)を樹立した片山瑛太(市船橋高1年・千葉)も、同学年の清水の活躍に刺激を受けており、「負けないように頑張ります」と、高校で初めての対戦を心待ちにしている。夏に偉業を成し遂げた清水が、今度は同世代のライバルたちの挑戦を受ける。
陸上競技マガジン編集部