【積み残しも】大西熊本市長「来春の熊本市電増便を目指す」 運転士不足で"過去最大規模"の減便
KKT熊本県民テレビ
今年6月、"過去最大規模"の減便を行った熊本市電。その結果、朝の時間帯を中心とした「乗客の積み残し」が課題となっています。減便はいつ解消されるのか、熊本市の大西一史市長はKKTの単独取材に対し、来年春の増便を目指していることを明らかにしました。
熊本市電の課題の一つとなっている朝の時間帯を中心とした「乗客の積み残し」。 ■男子高校生 「2両編成の電車をもうちょっと増やして欲しい。始発から乗車するので乗れるんですけど、遅くなったりしたら乗れなくなるので学校遅れることがある。きょうも遅れたんで」
背景にあるのは、"過去最大規模"の減便です。運転士の人員不足などを理由に、熊本市電では今年6月から平日で64本、土曜日は61本、日曜・祝日は58本の減便が行われています。 減便を解消する見通しはあるのか、熊本市の大西一史市長は18日、KKTの単独取材に答えました。
■熊本市 大西一史市長 「実は今、随時新しい運転士を募集していて、試験を受けたり養成したり研修をしたりしているので、おそらく来年の春以降、便を戻せるように目標に頑張っている」 大西市長は、運転士の処遇を改善し、人員を確保でき次第、来年春頃を目指して増便を検討していることを明らかにしました。来年中には減便前のダイヤに戻す方針です。 生活の足として重要な役割を担う熊本市電。まずは、増便を可能とする運転士の労務環境の整備が求められています。