ジェシー"バム"ロドリゲス:エストラーダ撃破後の対戦相手候補 | ボクシング
6月30日、ジェシー・ロドリゲスがファン・フランシスコ・エストラーダを破りWBAスーパーフライ級新王者に輝いた。次の対戦相手は誰だろうか。
マッチルーム・ボクシングのエディー・ハーン氏の発言が最も的確かもしれない。 「(テレンス)クロフォード、(オレクサンドル)ウシク、(井上)尚弥をパウンド・フォー・パウンドのリストに挙げるなら、その特別な3文字も言わなきゃいけない。『バム(Bam)』だ。ジェシー"バム"ロドリゲスは間違いなくパウンド・フォー・パウンドのスターだ」 ハーン氏のこのコメントは、ジェシー"バム"ロドリゲスがファン・フランシスコ・エストラーダに対してレバーへ強烈な一撃を見舞いKO勝ちを収め、WBCとリングマガジンのスーパーフライ級世界王者に輝いた試合後に語ったものだ。 これにより、24歳のボクシング天才にはスーパーフライ級のみならず、さらに上の階級の選択肢も視野に入ってくる。 ここで、ボクシング界で最もエキサイティングな若手スターの一人である「バム」の対戦相手候補を3人列挙した。
ファン・フランシスコ・エストラーダとの再戦
確かに"バム"ロドリゲスは、伝説的なエストラーダを凌駕し、4回と7回にそれぞれダウンを奪った。しかし、この対戦ではエストラーダも6回に一瞬の反撃でロドリゲスをダウンさせた。これにより、再戦への熱を生み出す興奮が生まれた。 強烈なレバーへの一撃でノックアウトされたエストラーダは、自身の再戦条項を行使する意向を示していた。もしそれが実現すれば、年内にリマッチが計画され、ボクシングファンにさらなる花火のような試合が提供されるかもしれない。
井岡一翔 vs フェルナンド・マルティネスの勝者
井岡はWBAスーパーフライ級王座を、マルティネスはIBFスーパーフライ級王座を保持しており、両者は来月初めに統一戦を行う予定だ。ロドリゲスがWBC王座を手にしたことで、"バム"が井岡vsマルティネスの勝者と対戦すれば、スーパーフライ級の4つのタイトルのうち3つを手にすることになる。なお、残りの1つは田中恒成のWBOタイトルだ。 ロドリゲスは試合後にDAZNのインタビューに対して、井岡vsマルティネスの勝者との対戦を目指していることを明かしている。115ポンドのアンディスピューテッド王者が視野に入っているようだ。
夢の対戦:井上尚弥
"バム"はスーパーバンタム級の絶対王者、井上尚弥との「夢の」対戦の可能性については多くを語らず、スーパーフライ級を支配することをまず目指す必要があると述べた。しかし、ボクシングビジネスが時に状況を変化させることもある。 もし十分な需要と資金があれば、7ポンドの壁を超えて「モンスター」と対戦するために試合を調整することができるのだろうか?"バム"と井上はともに卓越したボクシング技術と魅力溢れるパワーを持っており、試合が実現すればかつてないほどの夢の対戦になるだろう。
Mark Lelinwalla